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    7/11トプステ頒布予定新刊② 「Eternea's Afternoon Routine」サンプル
    (近くなったら挿絵と一緒にpixiv投稿予定)
    メインエテ様で、ミゼリコルドとロイエが友情出演
    カップリングはありませんが、ロイエテ工場で生産されたものです

    短編が15エピソード入る予定
    サンプルは冒頭3つ

    プロローグ

    「では、そうさせていただきます。お休みのところ、失礼しました」
    ロイエは、エーテルネーアの私室に来ていた。休日だが、急遽確認しなくてはいけないことが生じたのだ。ミゼリコルドに相談しようにも、彼は出かけているらしかった。なので、エーテルネーアが昼食を終えたのを見計らって、直接確認しに行った次第である。
    エーテルネーアも休日のはずだが、外出せずに部屋で過ごしている。インドアなのかもしれない。そこでロイエは、普段だったら口にしない疑問を投げかけた。
    「エーテルネーア様って、休日は何をされているんですか?」
     もしこの場にミゼリコルドがいれば、不敬だ、用が済んだなら早く出ていけ、などと怒るだろう。そんな不躾な質問にエーテルネーアは嫌がる素振りも見せず、こちらを向いて微笑んだ。
    「そうだね、僕は今から……」
    どうやら、エーテルネーアはこれからのスケジュールを話してくれるらしい。この人が普段何をしているか想像もつかないから、ロイエはひそかに胸を躍らせた。


    昼寝

    昼食後、エーテルネーアは昼寝をする。近頃寝つきが悪く、十分な睡眠時間をとれていないのだ。食事をとったあとはすぐに眠くなってきてしまう。この後に来訪や式典が控えていれば、眠気に耐えることはできる。しかし静かな部屋にこもっていれば、どうしても眠くなる。
    徐々に強くなってくる眠気に、エーテルネーアは我慢するのを諦めてベッドに寝転んだ。こんなに眠いのだからすぐに寝られるかと思ったが、そうでもなさそうだ。寝付けないでもぞもぞ動いているうちに、悩み事や心配事が脳内にあふれ出してくる。そうだ、頭の中を空っぽにするために羊を数えてみようか。いや、羊だとありきたりでつまらないかもしれない。ならばミゼリコルドを数えてみよう。
    「ミゼリコルドが一匹、ミゼリコルドが二匹……ふふ」
    彼は人間だが「匹」という単位を使って数えてみると、マスコットのように小さなミゼリコルドがぴょんぴょん跳ねているのが想像できてしまって、エーテルネーアは笑い出してしまった。夕方のお茶会でミゼリコルド本人に話してみよう。
    夕方に紅茶を飲んでいることが、余計に夜の寝つきを悪くしていることに、エーテルネーアはまだ気付いていない。

    寝癖を直す

     エーテルネーアはゆっくりと目を開けた。いつの間にか寝てしまっていたようだ。太陽は眠る前より少しだけ傾いている。身体を起こして鏡を見ると、頭の上に鳥の巣が見えた。つまりは寝癖である。
    エーテルネーアの髪の毛は、一本一本は細いのに芯があって硬いという厄介な特徴を持っている。寝癖が付きやすく、さらに癖が強いから直しづらい。ふわふわしていて気持ちが良い、羨ましいと言われたことがあるが、そこまで言うのなら髪質を交換してほしいくらいだった。まあ、この髪色に似合いそうな髪質だから、気に入ってはいるのだ。
    水が入った霧吹きで髪を湿らせ、手のひらで撫でつけた。しかしその手を離せばまたぴょこんと跳ねてしまう。ヘアアイロンを使おうかとも思ったが、エーテルネーアがうっかり火傷をしてしまってからはミゼリコルドの許可が必要になってしまった。
    「休日だし、ミゼリコルドくらいしか部屋に来ないだろうから、今日は諦めてこのままにしようか」
     そう言って寝癖を直すのを諦めることにして、部屋の外に出る。この後のお茶会の準備をすべく、自室の隣にある給湯室へと向かうのだった。寝癖を直さないまま外に出たことによって、それをユニティーオーダーの隊員に見られていたことは、その隊員とロイエしか知らない。
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    INFO7/11トプステ頒布予定新刊② 「Eternea's Afternoon Routine」サンプル
    (近くなったら挿絵と一緒にpixiv投稿予定)
    メインエテ様で、ミゼリコルドとロイエが友情出演
    カップリングはありませんが、ロイエテ工場で生産されたものです

    短編が15エピソード入る予定
    サンプルは冒頭3つ
    プロローグ

    「では、そうさせていただきます。お休みのところ、失礼しました」
    ロイエは、エーテルネーアの私室に来ていた。休日だが、急遽確認しなくてはいけないことが生じたのだ。ミゼリコルドに相談しようにも、彼は出かけているらしかった。なので、エーテルネーアが昼食を終えたのを見計らって、直接確認しに行った次第である。
    エーテルネーアも休日のはずだが、外出せずに部屋で過ごしている。インドアなのかもしれない。そこでロイエは、普段だったら口にしない疑問を投げかけた。
    「エーテルネーア様って、休日は何をされているんですか?」
     もしこの場にミゼリコルドがいれば、不敬だ、用が済んだなら早く出ていけ、などと怒るだろう。そんな不躾な質問にエーテルネーアは嫌がる素振りも見せず、こちらを向いて微笑んだ。
    「そうだね、僕は今から……」
    どうやら、エーテルネーアはこれからのスケジュールを話してくれるらしい。この人が普段何をしているか想像もつかないから、ロイエはひそかに胸を躍らせた。


    昼寝

    昼食後、エーテルネーアは昼寝をする。近頃寝つきが悪く、十分な睡眠時間をとれていないのだ。食事をとったあとはすぐに眠くな 1479

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