「あれ、海堂それどうしたの?」
「は?」
「足のとこ!アザ出来てるぜ?」
指差す先、海堂の右足のくるぶしに視線が集まる。切原の言う通り、赤いアザのようなものが出来ていた。
「ほんまや。痛くないん?」
「痛みはねえ。大丈夫だ」
「酷くなるようだったらしっかり手当てしろよ」
「おう。……今日はもう寝る、おやすみ」
「いくらなんでも早すぎねえ!?」
「俺も寝る、消灯するぞ」
「マジで二人とも寝る気じゃん……なあ財前、どう思う?」
「昨日は俺達に合わせてもろたし、しゃーないやろ」
布団に入ろうとする海堂を見て、少々違和感を感じたが本人も痛みはないと言っているし、平気だろうと言い聞かせて自分も布団に潜った。
数日後長ズボン
先輩が聞いても大丈夫です問題ありませんの一点張りだったそうだ、いよいよ怪しい。
どこからか物音が聞こえ、目が覚めた。スマホを見るとまだ5時にもなっていない。自分にしては珍しく早い時間に起きたので、二度寝を決め込むことも考えたが、先程の物音がやけに気になった。まるで人でも倒れたかのような、そこそこ大きな音。
ドアの音
海堂のベッドがから
財 追う
倒れる海堂に遭遇
「海堂!」
「ッ……!来るんじゃねえ!」
言い争い
なんとかしなきゃと財行動