Dear財とFrom海の財海
海のletterは手を繋ぐこと
幼い頃無意識にletterを他人に送っていた海、小2の時に小5Dearに無理矢理文通を迫られ、なんとか逃げ出したものの恐怖は消えずトラウマになってる海
(この事件がきっかけでFromであることが発覚)
(自分から他人に触れる行為に敏感)
海はこれまでポストになったことはなく、薬を飲みながらフェロモンを出さないようにして耐えてた
副作用で若干偏頭痛かなにかもってる
Dearなのに今まで全く愛されたいと思ったことがない財
Dearであることを知ったのは兄がFromであったためもしかしたらと診断した時
でも財自身は愛されたいと思ったことがないから実感はない
合宿同部屋
一緒に勉強してた時ふと海の字見て綺麗だなと感じる
「字、綺麗やな」
「そうか?」
「海堂の字は確かに読みやすい」
「切原にも見習って欲しいくらいやわ」
「オイ急にディスるなよ!?」
「フシュー……」
「あ!海堂照れてる?」
「うるせえ」
日吉の言う通り男子にしては上手くて読みやすい字だ、だが本質はそこじゃないと感じた。単純に字が綺麗ってわけじゃなく、なんというか、
(好きな字や)
蛍光灯の明かりのない教室は、これほど怖いものなのだろうか。微かに窓から入ってくる光のおかげでなんとか見える状況だ。
自分の前には3人の上級生が笑って立っている。
おまえがわるいんだ、おまえのせいで〇〇は変になっちゃったんだぞ、なんて言われたって分からないし、何も知らない。何も悪いことはしていない。2人が俺を動けないように拘束する。嫌だ、怖い、どうして。残る一人がカッターナイフを持って近付いてくるのを逃げられもせずにただ見ていた。視界がぼやける。
「ッ……!!」
財と海の間で何かがある、もしくは海と先輩や桃に対して嫉妬する
若干クラッシュ気味になる財
兄が結婚してから少し経った時、義姉とこんな話をした。兄はFrom、義姉は自分と同じくDearでpen pairにもなっている。
「愛されるのはな、心臓ぽっかぽかになってめっちゃ幸せやねん」
「そうは思えへんし思わへんけど」
「まー光は兄ちゃんと比べてドライやからなあ」
確かに財前の兄は自分とは対照的で明るく
義姉は笑いながら財前の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「ちょ、何すんねん」
若干セットが崩れてしまったため少し睨みながら
返すと、すまんすまんと軽く謝られた。
「うちにとっての光の兄ちゃんみたいな人に出会うたら分かんで。同じDearの勘や」