俺の光明カンカンカン!!
目の前で踏切が閉まる音がする。
(頼む! 間に合ってくれ!)
そう思いながら必死に手を伸ばすも、そんな俺をあざ笑うかのように踏切は閉まり電車が通過しようとする。その様子を見た人の口から
「きゃぁぁぁ!!!」
という悲鳴が聞こえたのを最後に俺の意識は暗闇へと落ちた。
「……して……」
俺の近くで声が聞こえて、ゆっくりと目を開くと真っ白な天井が視界に映る。
(どこだ……?)
そう思いながら瞬きをすると、隣からガタッと音がした。
(誰かいる……?)
そう思いながら首を動かそうとすると
「動かしてはいけません!」
とよく知った声に止められる。
「とこ、やみ、くん?」
声の主の名前を呼ぼうとすると何故か声が出しづらく、途切れ途切れになってしまう。その様子を見た常闇君は
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