斬れないほどキレイな汚れなき人どうして話したか忘れたが、自分の生まれた日なんてものに興味がない。と言ったら対面に居たカンタロウが喉を詰まらせた。
何がいけなかったんだ。
きっと目の前のカンタロウが喋りながら昼飯のオニギリなんか食べるからだ。
いや、人が目の前にいるのに無断で食うな。
「そんなっ!お誕生日会とかしてこなかったのでありますか?」
「あるか、そんなもん」
そもそも、祝う余裕なんて無かった。とは言えないので適当に頷く。
と言うか勝手に人の隣で昼飯を食べるな。いや、違う。
いつの間に隣に来たんだ。
「なら良ければ吸対でちょっとしたお誕生日会するので来ませんか?」
「誰が行くか!馬鹿!!!」
「えーん!そんな事を言わずー!折角ですから皆で楽しく…あ!?もしや他の退治人の方と年越しでありますか?」
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