12話がかなり心にきた叫びだってさ、自分の情けない姿なんてそう人に見せられないよ。それ認めたら自分を否定することになる気がして、否定されるかもしれない自分であることが情けなくてきつくて、でも、情けなさを隠して「つらい」スタンスでいたほうが息をしやすい時期はあって、でも、そう見られるとつらくて、つらいのはしんどくて、なんで今こんななんだろうって、あり得た今と比較してずっと頭のなかでぐるぐるして、どこで間違えたんだろうとか、でも毎日は続いていくし、変わろうとしなきゃ変われないのは頭で分かってたって、そんな簡単に断ち切れないよ。それで、そんなこと言葉にだしてるとまたどんどん落ちていって、でも言葉に出してしまって、だからやっぱり私も黙ったほうがいいのかもしれない。
だけど、そんな黙った時に黙ってあんな顔して拳握りしめて、そんな芦川がいてくれるのが見てる私からしたら救いで、でもなんだかすごくつらくて、それがなんでなのかが分からなくて辛い。
あの芦川の感情が私にはほんとうには分からなくて、もちろんほんとうに分かるわけはないんだけど、自分の大事な友人が同じ目に遭ってたらああいう風になるのだろうけど、だけど今、自分は芦川のことが分からないの、ひとに興味がないってのは薄々気づいてたけど本当にそうなのかもしれない。でもそれは自分が同期とか幼なじみとか旧友とかに感じてる名状し難い絆を否定するものではなくて、なんだろう、なんていえばいいのか分かんない。