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    fuduki_otk

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    8/31のマヴコネでシャリシャア新刊になる予定のお話です。
    短編連作形式で、公開は一旦ここまでの予定です。
    18以上ですか?y/n

    今回は最終回後にばったり再会するシャリシャアのお話。

    pixivはこちら
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25625601

    #シャリシャア

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    fuduki_otk

    PROGRESS8/31のマヴコネでシャリシャア新刊になる予定のお話です。
    短編連作形式なので、途中までWEBで公開していこうと思います。

    今回は買い物にいくシャリシャアとガルマのお話。
    婚約者を連れたガルマに「君たちもそうなのか?」と関係を問われてちょっとギクシャクします。

    pixivはこちら
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25554801
    【シャリシャア】エンドロールのそのあとに 05 週末になり、街まで買い物へ出た。
     荷物が多くなるので今日の車はシャアの赤いスポーツカーではなく、シャリアのシルバーグレーのコンパクトカーである。
     コンパクトと名がつくものの、その積載量はシャアのスポーツカーの三倍だ。
    「スピードならば私の車の方が三倍速い」
     そうむくれたシャアを助手席に乗せ、自宅を出発したのが今から三時間ほど前のことだった。

     
     助手席の窓を開け放ち、窓枠に肘を乗せてシャアが風に吹かれている。
     危険だと何度言ってもやめなかったので、シャリアはそのうち注意することを諦めた。
    「…………」
     ぼんやりと窓の外を見つめたまま微動だにしないシャアの横顔を盗み見る。
     さらさらの金髪が風に流され、普段は隠れているサファイアブルーの瞳が露わになっていた。
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    fuduki_otk

    PROGRESS8/31のマヴコネでシャリシャア新刊になる予定のお話です。

    【あらすじ】
    軍を退役したシャリアとシャアが、サイド6でのんびり日常を送るお話です。
    シャリアは会社員、シャアはシロウズと名乗って大学生活を謳歌中。
    宇宙世紀のいろんな人が出てきますが、一貫してシャリシャアです。

    pixivはこちら
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25506530
    【シャリシャア】エンドロールのそのあとに01 職場のビルを出ると、聞き慣れたクラクションの音に呼び止められた。
    「乗っていくかね?」
     やたらと派手な真っ赤なスポーツカーから、これまた派手な金髪男が顔を出し、シャリアは苦笑を滲ませながら「ぜひ」と車に乗り込んだ。
    「今日の講義は六限までだったのでは?」
    「教授が学会で休講になった。まったくこちらは学費を払っているというのに……」
     車内でネクタイを緩めながら尋ねれば、隣でハンドルを握るシャアが渋面を作った。
     その横顔は大きなサングラスで隠されているというのに、彼が持つ美しさはいささかも損なわれてはいない。
     額から鼻先を通り、ほんのりと淡く色づく薄い唇と形の良い顎までをつなぐ白い稜線をうっとりと眺めていると「……見過ぎだ」と、サングラスをちらりと持ち上げたシャアに睨まれてしまった。
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    DONE一週間ドロライさんよりお題「クリスマス」お借りしました!
    雨とクリスマス 初めての恋にあたふたしてほしい
    雨は 冷たい雨が凍りついて、白く儚い雪へと変わる。そんなことは都合よく起きなかった。僕はコンビニの狭い屋根の下で、雑誌コーナーを背中に貼り付けながら落ちてくる雨を見上げていた。
     初めてのクリスマスだ。雨彦さんと僕がいわゆる恋人同士という関係になってから。だからといって浮かれるつもりなんてなかったけれど、なんとなく僕たちは今日の夜に会う約束をしたし、他の予定で上書きをする事もなかった。少しだけ先に仕事が終わった僕はこうして雨彦さんを待っている。寒空の下で。空いた手をポケットへと入れた。手袋は昨日着たコートのポケットの中で留守番をしている。
     傘を差して、街路樹に取り付けられたささやかなイルミネーションの下を通り過ぎていく人たちは、この日のために用意したのかもしれないコートやマフラーで着飾っていた。雨を避けている僕よりもずっと暖かそうに見えた。視線を僕の足元へと移すと、いつものスニーカーが目に映る。僕たちがこれから行こうとしているのは、雨彦さんお気に入りの和食屋さんだ。クリスマスらしくたまには洋食もいいかもしれない、なんて昨日までは考えていたけれど、冬の雨の冷たさの前には温かいうどんや熱々のおでんの方が魅力的に思えてしまったのだから仕方がない。
    1915