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    marukagisippo

    @marukagisippo オクトラ大陸の覇者用

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    marukagisippo

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    サザントス推しがオクトラ大陸の覇者オルステラ編を完走した感想。ネガティブ。

    .自分がプレイした感想編:メリバとしてみると溜飲が下がる話
     ★前提として、全授に入ったくらいからストーリーに対してややネガティブな感想を抱いています。特にNPCとプレイヤー感情の乖離というか、私は終始置いてきぼり感を感じました。



     継章、これサザントスさんに肩入れして見た時に物凄いメリバじゃない?って思いました。
     自分はそれまでおもれ~男くらいの評価だったサザントスさんの、たすけて、の辺りから(こ、この男はなんなんだ?!)と非常に強い関心を抱くようになり、それはもうめちゃくちゃ推してしまうようになりました。
     そんな訳で、サザントスという男の人生は……この男になんとか救いの光は……と祈りながら迎えた継章が、ほんっとうにきつかった。ハッピーエンド風のバッドエンドじゃないのこれ~?!

     生まれながらにして役目を背負った出自ながら自由を与えられた赤子の事も、仲間に止められちゃうほど夢中になれる何かも、聖火守指長になる事を迷う余裕も、それ全部サザントスさんが持ってなかったものだねぇ!!何を見せられとるんじゃ!ねぇこれワザとやってる?
     守り手たちの幸せそうなその後を見せられても、これまでのストーリーと噛み合う所を見いだせず、おいコラ~!何のほほんと人生謳歌しとんねん!!としかならなくて私は終始半目でした。
     なんで一番サザントスに関係ないバルジェロが一番寄り添った事言ってんだと思った。「マシになろうとする世界を信じられなかった」って、継章で唯一くらいに腑に落ちた発言だったよ。

     きっと、欲も悪くないもんだよ、みたいな感じにしたかったんだろうなとは思う。欲があるから人生は楽しいし町は活気に溢れてる。人の価値観はそれぞれで何がいいとか誰かが決められるものではないし、昔の悲しい事もちゃんと未来への糧にして、これからはよりよい世界にしていこうっていう。
     でもさ、欲に人生をめちゃくちゃにされたサザントスという被害者が明確に描写されているのに、それはなくない?と思いました。今さっきまでいた彼はどうしても救われないじゃん。そもそも名授で人の欲を弄ぶ上位存在みたいなの(1も2も未プレイなので彼女の詳細が分からないので違ってたらすみません)がいる事は示されてて、人が頑張ったってめちゃくちゃにされる事もあるじゃん。欲の負の側面に関しては何にも解決してないじゃん。
     とにかく、サザントスさんの作ろうとした世界より今の世界の方が良いっていう納得が、全授・継章を駆け抜けた彼らの物語の中で私は得られなかった。

     でも、じゃあ今更的確な解釈でNPCにサザントスへ寄り添われてももう遅いじゃないですか。逆にあの噛み合わなさそのものが、サザントスさんを倒さなければいけなかったプレイヤーへの慰めのような気がする。
     世界はこれまでと同じくサザントスさんが絶望した通りに欲にまみれて歪んだままで、でも選ばれし者やプレイヤーだけはそれを分かっている、というのも黄昏の情緒があり、私は良いと思います。

     サザントスさんの言っていたことは正しかったよ。「眩き光に、堕ちた声は届かない」って本当だね。

     ただあのロンド君の美しい尊厳破壊※をやってみせたスタッフなら、もしかしてマジでそれを狙ってやっている可能性すらある。というかそうじゃなかったらもう公式の感覚と分かりあえないよ~!

    ※ 6章でサザントスとのバトルを経て因縁が盛り上がるだけ盛り上がった後、7章で記憶を消し飛ばされたロンドがへらへら次期守指長に持ち上げられていた一連のシーン。
     凄いぜ、人間の尊厳ってこんな破壊の仕方もあるんだぁ♡と私はめちゃくちゃテンション上がった。対峙するべき焦がれた相手を取り上げられて、それに気づく事すらできない、というのは凄い事をやっていますよ。


     ロンド君ももっとなんか…こう…と思ったけど、あれはあれでキャラ順守なのかもしれないと今は思います。
     袂を分かったかつての仲間に対しての反応は、富授編と、コラボだけどオクトアライブでやったじゃないですか。
     ロンド君はサザントス本人に対してはなんで…どうして…分からない…に終始していた印象で、対立の仕方もどこかお上品で、あんな事があってもそれでもサザントスさんを求める事も、感情に任せてありったけの力をぶつけたりする事もしなかったじゃないですか。富的な求める気持ちでも権力的なパワーでもない、名声の男としての落としどころだったのかなぁと。富権力名声は大陸の覇者の大きなテーマのはずなので、名声の男として設定されたロンド君はその範囲から逸脱させ辛かったんじゃないかなと思いました。(オディオOさんも厳密には名声だけど、あれはオルステッド君が名声だから、だと思っています。ライブアライブ未プレイなのでちゃんと名声の魔王だったらすみません)

     でももっとがむしゃらにサザントスさんに魂ごとぶつかって、泥臭く絶望の中から希望をむしりとるロンド君も見たかったよなぁ!
     ロンドと言う男、サザントスさんに貴方を追いかけるのが僕の仕事ですからみたいな事言ってなかった?!今からでも遅くないからやれ~~!!

     今思ったんですがントスさんがどうせ魔剣に呑まれちゃうなら、ロンド君とサザントスさんが直接対決・対話を深めてもう少しだけお互いの事を分かりあって、今からでも遅くないからと手を伸ばし合おうとした矢先にサザントスさんは魔剣に取り込まれてしまって、やっと心に手が届きそうだったサザントスさんを助け出す為に選ばれし者とロンド君で奮戦する、みたいな激熱展開とかも見たかったな。
     何度も言ってしまうけれど、ロンド君とサザントスさんの関係が不完全燃焼なんだよな……。ロンド君が聖火守指長を継ぐのもなんか…手紙でサザントスさんが推薦してくれていたとはいえ、そもそも前任者がいなくなったから次を立てなきゃ的な感じがひしひしとする…。あんまり継いだ感じがしない……。

     まあ個人的には「崖の下に消えていく大切な人を眺める事しかできなかった」シチュは物凄く好きなので、家を捨ててまで追った男に実質何もできなかったロンド君を見てタップダンスを踊りたい気持ちです。一生の傷だね♡毎晩思い出せ♡時が過ぎた時いつしかその思いが薄れている事に気が付いてもう一度絶望して♡


     振り返ってみると、教皇聖下がロンド君じゃなくて選ばれし者にサザントスさんの手紙を渡してくれて、プレイヤー感情としてはよかったなと思った。
     灯の守り手あたりのキャラ描写から受けるプレイヤー感情を見るに、サザントスさんも中途半端に綺麗ごと言って改心するとかじゃなくてよかった。絶望したままで完走してくれてよかった。
     7章辺りから灯火の守り手がフェードアウトして、サザントスさんと選ばれし者のタイマンになったの私は本当にうれしかった。
     オルサザントスを倒した後、すっと降りてきた指輪を前にして選ばれし者が「……」となるところ、あのささやかな描写で私がどれだけ救われた事か…。選ばれし者だけだよ…信じられるのは……。


     そんな感じの、全てを授けし者編+継章をハッピーエンドと言われたら全然納得はいかないけれど、メリバですと言われるとサザントスさんが間違っているわけではなかったと思えて溜飲が下がるな、という感想でした。
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