幼馴染じゃなくてよかった 爆豪が緑谷にいつものように小言を言っているのを見て轟はふとつぶやく。
「お前と幼馴染じゃなくてよかった」
緑谷はその何気ない轟の一言に少し傷ついた。
「いや、うん、まあ僕みたいなのが幼馴染だといろいろ困るよね・・・」
「そうだわ! 分かってんだったら改めろクソカス!!!」
「そうじゃねぇ」
轟は呼吸をして、またゆっくりとはなす。
「高校で、お前らに会えてよかったってことだ」
「は?」
「もし俺がお前らと幼馴染だったら、俺は緑谷とは仲良くできなくて、爆豪と一緒に緑谷の事虐めてたかもしれねぇ、そのまま高校生になって、たぶん謝れないまま卒業すると思う、俺は、爆豪みたいにうまくできるか分からない。爆豪はすごい」
「・・・お前に限ってそれはねぇだろ、つかなんで俺とは仲良くできる前提で話とんだアホか」
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