Q&A的な裏話Q.なんで恵は直哉のことを北海道で見つけ出すことが出来たの?
A.直哉が己の自己評価の低さ故に舐めプしまくってたからです。
→直哉は「どうせ次のヒートまで恵くん来ぉへんし、誰からも連絡されんやろ〜!!www」と思っていて(実際割とそう)、部屋に北海道のるるぶや自殺マニュアルをほっぽって金と着替えだけ持って家を出ました。
直哉が悪さをしないように裏でこっそり監視していた悟が、直哉が自殺旅行に出て三日目くらいで「あれ、なんか直哉の家、夕方に電気ついてなくない?」ってことに気がついて合鍵で中に入ってみればもぬけの殻。
取り残されていたるるぶと自殺マニュアルを見て「なんか直哉が一人で北海道に自殺しに行ってるんだけど?!」とパニックになった悟が大慌てで手の空いてる生徒らを招集。いざと言う時の為に硝子らを引き連れていざ北海道まで。
直哉は北海道に到着するまでの道中でクレカを使っていたこともあり、出発地点を割り出されているのですが、北海道内では現金しか使っていなかった為に馬鹿広い土地を皆で探すことになりました。
まさか、これから自殺しようとしてる本人が「死ぬ前に海の幸いっぱい食うで〜〜!!」と食って遊びまくってるとは思わず探索は難航を示します。
半ば「もう死体すら見つからないのでは?」と諦めかけていたところ、直哉が自殺をする為に人気のない山奥に術式を用いて移動した残穢を悟が発見。索敵に優れたチームを中心に全員で山の中を一斉捜索しました。
直哉のΩとしての匂いを覚えていた玉犬が一歩早く、直哉を見つけることが出来たというところから本編に繋がります。
北海道についた時点で直哉が自殺をしていればとうのとっくに手遅れでしたが、直哉は「死ぬ前にせめて楽しいことしたい!」という意思が強かったので自殺の実行までにおよそ二週間ほどかかったことが原因で未遂に終わりました。
直哉が「まあ、悟くんが追ってさえこんかったら見つからんやろ〜!!」と本編で言ってたのがフラグになってます。可哀想……。
Q.甚爾くんは直哉がΩだって知ってたのでは?
A.知ってたかもしれんが本編に一切関係ない。
→甚爾も傑も死んでる世界線の別√なので、甚爾が直哉のことΩだと知ってたとしてもそれを悟や恵が知る術は無いですね。
なんならこの世界線、甚爾は直哉を認識してないし、直哉は甚爾と会話しようとすらしてないよ。多分出来なかったと思うし。
Q.αとしての薬ってどんなのがあったの?
A.小さな子供に打つのはほぼ拷問みたいなものがいくつもありました。でも幼い頃から打たないと耐性が出来ないし、αとして育てることが出来ないのでゴリ押ししました。
→作中で直哉が説明しているだけでも
・凄い痛いやつ(Ωとしての機能を一時的に無力化する為の薬)
副作用:子宮痛・動悸・息切れ・目眩・貧血・吐き気等。
直哉は特に子宮痛が酷く、本人はそれが子宮の痛みだとわかっていなかったのでずっと胃痛を訴えてました。
・痛かったやつ(Ωとしての成長を妨げる薬)
副作用:胃痛・関節痛・発熱・咳・頭痛・嘔吐等。
凄い痛いやつと併せて直哉はこの薬がとても嫌で逃げ回りましたが、術式を使って逃げようとすれば父親に追いかけられ隅っこに追い詰められ、押し入れに逃げ込んだら引き戸を外されて大人数人がかりで引きずり出されたのでかなりトラウマになってます。
・頭がモヤモヤするやつ(Ωのフェロモンを抑制する薬)
副作用:目眩・発熱・幻覚・幻聴等。
直哉の頭が常にぽやぽやしてる原因の薬の一つです。こういったのを複数組み合わせて投与されていたせいで、性格が幼いまま成長しました。
・沢山吐いちゃうやつ(αのフェロモンを放出する薬)
副作用:嘔吐・寒気・発疹・かゆみ・目の充血等。
痛くはなかったけど一番しんどかった薬です。
Ωの体で強引にαのフェロモンを誘発させているので頭がパニックを起こし、一時期は立ち上がれないぐらい酷い副作用を起こしました。αとして過ごす事に慣れるにつれて落ち着いていきましたが、今でも直哉にとって嫌いな薬の一つです。
・甘いやつ(β用の精神安定剤)
副作用:吐き気・湿疹・かゆみ・眠気。
薬により疲弊した直哉を落ち着かせるために飲まされていた薬です。αやΩ用のものでは副作用か効能が効きすぎてしまうので、間をとってβ用のものが使われていました。
薬を嫌がる直哉用に味を調整した特別仕様のもので、薬による体調不良であまりおやつが食べられなかった直哉がおやつ代わりに飲んでいた薬です。
上記の薬のあれこれにより、特に幼少期はあまり食事が喉を通らなかった為に、美味しいものを食べることに執着してる節があります。
Q.宿儺はなんで直哉と仲が良かったの?
A.実は、直哉は知らず知らずの内に宿儺との間に「死んだら肉体全部宿儺の好きにしていい」という縛りを結んでいるからです。
→直哉はとにかく死にたかったし、死んだ後の死体を遺したくもなかったので、宿儺の言う「人間料理」は何よりも一番理想の死体処理方法でした。なので、仲介していた虎杖にも気づかせないまま、宿儺はしらっと直哉との間に縛りを設けました。
直哉は恵との和解後も、死んだ後は骨すら遺さず食べて欲しいと思っているので、仮に宿儺との間に縛りがあることが判明しても「別にええんちゃうんかな」で納得すると思います。
恵は直哉と宿儺との間に縛りがあることを知ったら泡吹いて白目剥くと思います。どう考えてもろくな事にならない縛りだし。
宿儺と直哉の正確な縛りの内容は。
・宿儺は直哉が生きている間、直哉には決して手を出さない。
・直哉が死んだら、その体の所有権は全て宿儺の手に渡り、その肉体全てを宿儺が好きにして良いものとする。
絶対ろくな事にならない縛りだこれ!