鬼兵隊が万事屋に来る話万事屋兼銀時の自宅で暮らす事になって数ヶ月が経った。
今日は武市とまた子が来る日だ。
俺がここの住人になっても鬼兵隊はなくならなかった。俺はもう総督ではないし、なくすならそれで構わないと言った。だがまた子がなくしたくないと言った。だったら今までの鬼兵隊らしくなくてもいい、それこそ万事屋みたいな仕事でもいいから武市とやってみればいいと伝えた。
俺も影ながらアドバイスをしたりして、今に至る。
そんな二人の為に菓子折を買い、銀時に頼まれた物も買ってから自宅に戻った。
玄関の音で気付いたのか、銀時が台所から顔を出しては近づいてきた。
「おかえり〜 買えた?」
「これでいいのか?」
頼まれた物は菓子用の洋酒。
「そーそーこれこれ。ありがとさん」
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