「はぁ??こいつと??無理だし」
「それはこっちのセリフだ、なんでお前なんかと…」
いがみ合いながらなんとか別の方法はないかと模索するもそんなものはなく…
「はぁーーーあ(くそでか溜め息)時間の無駄だ、さっさとやってとっとと出よう」
「え、いや、でも」
「他に方法なんてないんだ、そこでじっとして目でも瞑ってろ、僕からしてやる」
「ぅえ…わかっ…た…」
諦めて目を伏せて少しだけ顔を前に出す旬
(うわ、この状況まじウケるな…)
「ん、」
ガチャ
「開いた」
「開いたな」
「出るぞ」
「…おう」
口元を服の袖でゴシゴシと拭きながら部屋から出てくる2人
暗い顔で俯きながら旬がぽつりと呟いた
「俺のファーストキスが…」
「くっそどうでもいい情報言わないでくれる??!おえ」
その後協会にて…
犬「何か問題でもあったのか?ずいぶん遅かったようだが…」
道「あー…いえ、大したことではないです」
旬「…俺のファーストキスを奪ったくせに…」ボソ
犬「はい??水篠ハンター、今なんと…?」
道「ちょっっっっと、誤解を招く言い方やめてくれない????」
旬 スン....
犬「道門、お前…?」
道「課長、違います、誤解です、マジで」