[ミマモ]真っ先に作ったのは冷凍庫 ある日、マミーはゴルトオール砂漠を、大きなゴーレムと共に横断し、ある場所に向かっていた。
ある崖にある洞窟を進むと、そこに自分とはまた別の、この砂漠に住むゴーレムが住んでいた。
ゴーレムから降りて、お供のドッドゴーレム二体と共に、洞窟の中へ入って奥へ進んだ。
「おーい! マムー! 修理しに来たぞー!」
「あいてるぞー」
そんな声が、扉の向こうから聞こえてくると、マミーは扉を開けた。
洞窟の奥に住むマムーは、マミーにとって初号機にあたるゴーレムだった。
容姿はほとんどそっくりなのだが、マムーは浴槽に浸かっているが、これが彼にとって普段の佇まいに等しいものだった。
彼はどうやら温浴することで身体にエネルギーを満たす機構を持っているようで、湯船は欠かせないものらしい。
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