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    kana_hoshinoya

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    kana_hoshinoya

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    takami180

    PROGRESS恋綴3-4(旧続々長編曦澄)
    あなたに会いたかった
     翌日、清談会は楽合わせからはじまった。
     姑蘇藍氏の古琴の音は、軽やかに秋の空を舞う。
     雲夢江氏の太鼓の音は、色づく葉を細かく揺らす。
     世家それぞれの楽は、それぞれの色合いで清談会のはじまりを祝う。
     江澄はふと、ここしばらく裂氷の音を聞いていないことに気がついた。藍曦臣と会っていないのだから当然である。
     藍家宗主の座を見ると、藍曦臣は澄ました顔で座っている。一緒にいるときとは違う。宗主の顔だ。
    (少しは、話す時間があるだろうか)
     あいさつだけでなく、近況を語り合うような時間がほしい。
     夜にはささやかな宴が催される。
     酒はなく、菜だけの食事だが、さすがに黙食ではない。
     そこでなら、と江澄は期待した。藍家宗主も、江家宗主にはある程度の時間を割くだろう。
     ところが、である。
     藍曦臣は初めに江澄の元へやってきたものの、あいさつもそこそこに金凌のほうへ行ってしまった。そうでもしないと、まだ若い金宗主の周囲に、あらゆる意図を持つ世家の宗主たちがたかってくるのは江澄も承知している。
     江澄とて、藍曦臣と少し話したら、金凌の傍らに張り付いていようと思っていたのだ。
    「おや、沢蕪君 1622

    takami180

    DONE曦澄ワンドロワンライ
    第六回お題「願い事」

    恋人関係曦澄、それぞれの願い事。
    ラスト、下からみんなに見守られてます。
     ――とうとう姑蘇藍氏の宗主が嫁を取るのだって。
     巷間に噂が行き交うようになったのは数日前のことだった。
     おそらく姑蘇から広がったその噂はあっという間に雲夢にまでやってきた。町の人々はおかしく話し合い、額を突き合わせては相手は誰かと言い合った。
     当然、その噂は雲夢江氏の宗主の耳にも届いた。
     江澄は鼻で笑っただけだった。

     ところが、江澄が噂を耳にしたその数日後、姑蘇からはるばる客がやってきた。
     その客は天子笑の甕を揺らして、「飲もうぜ」と江澄の私室に上がり込んだ。
    「何故、お前が来る。含光君はどうした」
    「藍湛はお留守番。いいから、いいから」
    「天子笑はひと甕だけか。足りぬだろう。次はもっと持ってこい」
    「雲夢の酒が飲みたいんだよ。これはお前の分。俺はいつも飲んでるからな」
     江澄は遠慮せずに天子笑を盃に注いだ。
     魏無羨は相変わらず甕の口から直接酒を飲む。
     しばらくは二人ともが無言であった。落花生の殻がただ積まれていく。
    「なあ、噂なんて気にするなよ」
     だしぬけに魏無羨が言った。
    「気にしていない」
    「嘘だね。じゃあ、なんで、沢蕪君に別れようなんて文を出したんだ」
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