仮)ダイヤモンドボーイ毎日一緒にいたからわからなかったが、まさか同居人がこんなことになっていたなんて。
普段分厚いジャケットの下に隠された胸板はあまりにも気前よく晒されて裸ならば寧ろ今更珍しくもなんともないが、久しぶりに出番が来たらしいワイシャツの中へ押し込めたとなると全く別ものだった。
まず第一ボタンが首が太くて留まらない。よく鍛えられた胸筋は堅そうに見えて実はふんわり柔らかく、それがいつの間にかサイズアウトした薄いシャツのお陰で寄って上がってぷるぷる震えている。ボタンは悲鳴をあげていて、近いうち弾け飛ぶだろう。
ぴたりと張り付いた伸縮性のない布がぷくりと2か所押し上げられていて、それはなんだ乳首か、男の乳首がそんなんでいいと思ってんのか、おっぱいのことばっかり考えて鍛えてるからそんなことになっちゃうんだえーんバカバカバカルド君。
きれいに8つに割れた腹筋。その上を蛇行する、どくどく熱くて濃い血が流れる太い血管。腰回りで一旦キュッと絞れたラインは、胸とは異なる質感のボリュームの尻で切り替わり、上向きの美しいアールを描いてパンと張った太もも裏へ。もちろん正面の主張はXL。世が世なら、どこぞの貴族に買われて芸術家に彫られて今ごろ全裸で美術館に飾られていたかもしれない。