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    むくらーるちん

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    むくらーるちん

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    お題140文字の愛される条件ちょぎぶし。

    140文字じゃなかった。

    愛されたい、又は他人から好意的に見られたいのならまず身形を整える事が重要だと山姥切長義は思っていた。だから衣服がヨレたりしないようにガーターを装着したり、異性を誑かす甘い笑顔を作ったり、その場に見合った振る舞いをする。別に女に好かれるのが目的ではない、この方が利用する相手の懐に忍びやすいからだ。変に敵意を抱かれたら厄介この上無いし、自分で言うのも難だが、見目は良いのでどちらにしろ目立つ、だったら少し猫を被りお綺麗な青年を演じた方が得だ。そう思って生きてきたのにそんな己の浅はかな考えは目の前の屈強な男にいとも容易く覆されてしまった。先程山篭りから帰ってきた山伏国広は全身泥やら苔やら元が何かすらも分からない汚れにまみれ、服も所々破けている。髪はボサボサに伸び、うっすらではあるが髭も生えてきている。はっきり言ってしまえば、出来れば近寄りたく無い部類の人間の出で立ちだった。だが山篭りから帰ったとだけあって彼の目は雲一つない空より澄み切っており、佇まいも霧の立ち込める山奥にずっしりと生える一本の巨木のようなしっかりとした信念を感じさせた。要らないものを削ぎ落としてきた凛とした美しさに山姥切長義は目を奪われた。否、目だけでなく心もだ。

    ーーあぁ、これ程までの美しさが内側から滲み出るものなのか……いくら着飾った処でこの美しさの前では全ては無力だ。

    山姥切が見惚れていると山伏国広が口を開いた。

    「ぬぬっ山姥切殿、拙僧の筋肉に興味がおありか?であれば一緒に修行をせぬか?」

    「筋肉…そうか、分かったよ。極限まで鍛え上げられた筋肉で覆われた肉体だからここまで魅力的なんだね。」


    「おお!山姥切殿は筋肉の素晴らしさが分かっておられるのであるな!では早速とれーにんぐを始めようぞ。カカカカカ。」

    こうして山姥切と山伏は二人で仲良く筋トレをしましたとさ。





    数日後

    愛されたいなら筋肉をつければ良いと結論付けたものの、ただ静かに眠る山伏の寝顔にも見惚れてしまい何が何だか分からなくなり血迷った末ににゃんせんくんに相談したら

    「お前…それただの恋慕だろ……にゃ。」

    と言われてやっと自覚する山姥切でした。



    おしり。
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    むくらーるちん

    CAN’T MAKE虎杖くんと先に会う順平くんの筋書き的なナニカ
    誰か同人誌にしてくんなまし

    順平くん家がアニメでも原作でも一軒家なのかアパートなのかわかんないので妄想で書きました。
    (虎杖くんとの初対面の際の背景にマンションっぽい建物が無かったのでマンションは除外しました。)
    真人ルートを回避して虎杖くんルートだ!!昼間の映画館に行く順平くん、目の前で最悪クラスメイトがまひまひにグニィされる。まひまひの事は見えているが、このルートの順平くんはやべーって逃げる。絶対追いかけない。

    なんてものを見たんだろ…数日間頭の中を惨劇がぐるぐるする…あの映画館はしばらく行けないなぁとか考えながら外を歩いてると家の前にワガママボディの担任のてんてぇが居た。内心おあーーーってなりながらクラスメイトがタヒった報告を受ける順平くん。本当にタヒんでたんだ…とあの映画館の出来事が現実味を帯びて背中に嫌な物を感じる。すると例のお尻顔天使と虎杖くんが飛び出してくる。その後は真人ルートとほぼ同じ展開で河川敷に行く。真人ルートの高専の生徒が〜の説明が無いので警戒心がかなり高い順平くんだったが、ミミズ人間の話ですっかり打ち解ける。凪さんが合流→晩御飯→映画の流れに行く。後日映画を観に行く約束をして解散、凪さんは無事。約束通りに虎杖くんと映画に行く順平くん、映画が始まるまで時間があるので館内のソファで談笑する。映画館でポップコーン食べる食べない議論等くだらない話をしていると順平くんがチケットを落としてしまい、虎杖くんが拾う。拾う瞬間に虎杖くんが順平くんの顔の傷に気付く、「その傷…どうしたんだよ」と真剣な顔で聞く虎杖くんに、順平くんはオデコを抑えて「なんでもないよ…」と顔を逸らすが「そんな酷い傷がなんでもない訳ないだろ……友達なんだしさ…全部話してよ。」 少し迷う順平くん、そんな順平くんの心に寄り添うように優しく順平くんの手を握る虎杖くん。「俺、順平の力になりたいんだ。」虎杖くんなら信用できる…そう思って順平くんは虎杖くんに全ての出来事を話した。まるで自分に起こった事のように悲痛な顔をして黙って聞いている虎杖くん。虎杖くんに話す事で心が軽くなっていく順平くん…真人ルートと違い呪術師としての能力は無いので高専に来いよは発動しませんが、まだ達観歯車覚悟ガンギマリ前の元ヤンホヤホヤの虎杖くんなので「そのクソみたいな奴、俺がぶっ飛ばしてやる」が発動する。その言葉に救われる順平くん、勿論「ありがとう、でも虎杖くんはあんな屑となんか関わらなくていいよ。学校の事は母さんと話をしてなんとかするから大丈夫」と虎杖くん大暴れは止める。順平くんは自分の理解者が出来て嬉しくて感極まってしまい、涙が出そうになったのを隠すためトイレに行く。ト
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