どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【後編】元の時間軸、元の場所に帰ってきた。ジェイドがいる保健室に。
時計を見ると針は6時を指していた。
「ジェイドが呪いをかけられたのは昨夜9時頃でした。あと3時間ほどで24時間経ちます」
「そうか…」
3人それぞれ、ジェイドが横になっているベッドの近くに椅子を置き座る。
「お邪魔しますよ。やはり3人ともここにいましたか。」
学園長が入ってきた。その表情はとても晴れやかだった。
「皆さん朗報ですよ!なんとあの、犯人が呪いの絵を手に入れた店の店員さん、渡した絵は“見ると種族関わらず24時間仮死状態になる呪いの絵”を渡したと言ったんですよ。なんということでしょう!ジェイド・リーチ君は永遠に仮死状態になることなく今日目覚めることができますよ!いやぁよかったよかった!」
3393