君を、僕が…ねぇ…君にかけていい？
僕の精液。
もうすぐいきそうなんだ。
だから君にかけたい。
かけていいよね？
綺麗な君の体や、その顔に
僕の精液かけたいんだ。
僕の精液で、君を汚く汚したいんだ。
いい？いいよね？
ほら、いくよ？

ああ！すっごい…。
僕の精液で君が汚れてるなんて…。
僕が君を、綺麗な君を
こんなに汚してしまえるなんて、
最高に興奮するよ…。
いっぱい汚したら、次は君の口を、
そして、君の奥深くを…、
僕の精液で汚してあげる。
毎日毎日…。
汚すところがないくらいに
僕の精液にまみれた君は
どんな姿になるのかな…。
想像しただけで、僕はまた興奮してしまう。
ほら…見てよ、ね？見て？
君の事を思うだけで、
君を汚す事を考えるだけで、
こんなになるんだ…わかる？

選ばれた二人＜１＞


　互いの心の声が聞こえるようになって、一週間が経つ。
　赤井とふたりで実験を繰り返し、わかってきたこと。それは、相手に伝えたいと思ったときにだけ、自分の心の声が相手に届くということだ。
　赤井はただおもしろそうに笑っていたが、降谷はまったくもって笑えなかった。降谷には、赤井に絶対知られてはならない感情があったからだ。
　赤井に伝えたいと思ってしまったが最後、自分の秘かな想いは赤井に届いてしまう。降谷は慎重に自分の心を操らなければならなくなっていた。
　しかし、不可思議なこの現象は、降谷にとって悪いことばかりではなかった。たとえば、自分たち以外の人間に話を聞かれたくない場合、意外にも重宝できたりする。