ベリ野ベリタの遺書痩せた胸に秋風が滲みて苦しいと感じました。
何かに急かされて息もままならない。
このままでは生きてゆかれない。
休み明けの倦怠感が延々付き纏う。
冬も春も
やがて訪れる夏もまた恐ろしい。
何もせずとも時間が経っていく。
俺は何も変わらないのに
(※以下AI)
、時間だけが無情にも流れてゆく。
このままではいけない。
焦りばかり募る。
何度となく繰り返した自問自答。
答えはいつも同じでした。
俺は、どうすればいい? 考えろ。考えるんだ。
頭の中で繰り返す言葉。
でも、その度に思考を遮るのは、 あの日の記憶でした。
「――っ」
吐き気に襲われて口元を押さえます。
思い出すだけで全身が震えてしまう。
もう二度と思い出したくない過去なのに。
何故、こんなことになってしまったのか……。
407