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    razuruprsk

    @razuruprsk

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    razuruprsk

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    モブ視点の類司とえむ寧々。
    司くんの女装と寧々ちゃんの男装描写があります。
    完成はしないですが、途中まで書いたので載っけておきます。

    「最悪だ……」
     彼氏にデートはドタキャンされ、友人を遊びに誘ったけれどまさかの用事あり。
     早く起きて整えた髪と、彼好みに合わせて頑張ったメイクは無駄。
     泣きたい……。
     深呼吸をすれば口が震えて、今にも涙が出てきそうだ。
    「帰ろう」
     ここで立っていても待っている人は来ないのだから、さっさと帰って定額制の配信サイトで映画でも見よう。
    「類くん、やっほー!」
    「やぁ、えむくん」
     壁に寄りかかった体を離した時、隣から元気な声が聞こえてきた。
     ピンクの髪の女の子が、紫の髪の男の子に一生懸命に話しかけている。
     高校生くらいかな?
     男の子、身長高いな。
     女の子も元気っ子!って雰囲気で、周りからは可愛がられそう。
     あんな妹なら欲しいと思う。
    「寧々ちゃんと司くんまだかなー」
    「もうすぐ着くみたいだよ」
     聞き耳を立てるのは良くない事だけど、ちょっとだけなら大丈夫だよね。
     待ちち合わせをしているらしく、女の子二人と男の子二人で出掛けるっぽい。
    「早く来ないかな!」
    「楽しそうだね」
    「うん! 楽しみなんだ!」
     ま、眩しい……。
     物理的にとかじゃなくて、言動がキラキラしていて輝いている。
     何をしても嬉しい、楽しい。
     私にもあんな時期ってあったのかな。
    「あの子、背が高い。モデルさんかな」
    「隣の子は将来を期待!」
    「なんだ、彼氏持ちかよー」
     そんな事を考えていると、正面からはしゃぐ女性たちの声と残念そうな男性たちの声が聞こえる。
     うん?
     ピンク髪の子と紫髪の子に対する反応とは違う気がして、スマホから視線を外して正面を見る。
     そこには、身長は低いが顔立ちの調った黒髪ショートヘアーの男の子と、身長は高いが綺麗な茶髪でゆるふわミディアムヘアーでの女の子が歩いていた。
     その二人はこっちへ歩いてくる。
    「えむ、類。お待たせ」
    「え、あ。寧々ちゃん!?司くん!?」
     茶髪の女の子が唇に人差し指を当ててジェスチャーをすると、ピンク髪の女の子は口を両手で隠し首を縦に振って頷いている。
    「ん? 何かな?」
     次に茶髪の子は、紫髪の子のアウターをちょいちょいと引くと耳元へと口を寄せた。
     手で口元を隠しながら、何かを喋っているようだ。
    「なるほど、そういう事か」
     クスクスと笑う紫髪の子の返事に、茶髪の子は頬を膨らませると横腹を拳で殴っている。
     怒っているというより、恥ずかしがっているような雰囲気だ。
     黒髪の子と並んでいた時は茶髪の子も高く見えたけど、紫髪の子と並んでるとカッコいいタイプのカップルだ。
    「これなら、大丈夫でしょ」
    「似合ってるよー!」
     ピンクの髪の子は黒髪の子の手を握ると、嬉しそうにしている。
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    那是一个艳阳高照的夏天。灼热的空气呼入鼻腔只会使身体的温度升温,小小的身体奔跑着,奔跑着,曲折的田间小路上遍地都是枯萎的向日葵,有许多已经被血迹点染,就像什么诡异的画像。银质的太阳,在烤焦着稻田。我感到害怕。一不小心被绊倒了,倒在地上。

    好累,好痛,不想起来了,想休息,想停下。但是被那些士兵追杀到的话,就会死…我不想死…爸爸妈妈不在了,如果没有我,咲希该怎么办…?

    不敢设想那种后果,拼命地支撑起身体想要向前爬,却又起不来。脸深深埋在泥土里无法动弹,其实心里已经知道结局了,这样也不过是鱼死网破的挣扎罢了。背后叫骂的脚步声越来越近,啊啊,要结束了吗,一切——
    是那一道七彩的光救了我。


    看不清他的脸,或者说是记忆模糊了他,我只记得那双金黄色的眼睛,像直视月亮才能看到光辉,飘扬的淡白色斗篷,被黑色半边手套勾勒的手指,在我的心刻下了深深的痕迹。那个男人就像天降那般出现在我和那帮士兵的中间,轻轻念了句咒语,可怕的、一直在追杀我的家伙顿时化作一缕烟消失了。是炼金术…?可是我记得魔法已经失传很久了,只有小时候看过的画本记载曾经有过这个东西的存在。我呆呆地坐在泥土上,太阳还很强烈。那个男人转过身,向我伸出了手。
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