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    megido151

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    megido151

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    「メギドからロキマネへの文章」という謎の詩(詩…?)です
    ロキマネが夜釣りでフォルネウスを釣ったときの話です。

    高さ(フォルネウスより)自分の体が雪より冷えているとき、その現象は起きる。

    無数の螺旋が実は単なる輪だったことに気づき、子供のように泣きじゃくりながら目を開ける――そう、目は閉じていたのだ。薄く明るく開いた世界。

    こういうとき、浅瀬で暮らす小さい生き物にでもなっていればと願う。しかし現実は海面に引き寄せられ、内臓を引き抜かれて醜く、耐えがたい見た目の深海魚のままなのだ。
    なぜいつも、海は高さを間違えてしまうのだろう。

    今日僕を釣り上げたのは二人の男だった。

    妙な感じだった。これまで海と自分以外に関心が向くことは稀だったからだ。
    これまで何千回と突き刺されてきた針も、このときは穏やかに手を引く女の感触に近かった。
    それはどうやら祈りに近かった。本来届く場所に届かなかったものが偶然海に落ちたのだろう。

    夜釣りを見守っている方の男と目が合う。見たものは男の目だったはずなのに、それは激しい雪の風に吹かれる二人の男の姿だった。遠くの灯りも見えない輪の中で、倒れまいと必死に立つ。波止場のきっさきだとばかり思っていた場所は、既に膝まで海に飲まれていた。
    足は既に深海まで到達していた。
    連れの男の目的は魚を釣ることではなかったのだ。


    魚を釣っていたのは僕の方だった……。


    あまりの恐ろしさに尾びれで水面を打つ。こんなに体を動かせるとは思わなかった。伝える声はとうの昔に失ったのに。
    水しぶきを凌ごうと両腕で守る様子が見える。彼は自分を顧みず、釣り人を抱えて岸へと飛びのく。回転した釣り竿は水面を突き刺し、氷になって消えた。

    そのさまに安堵した自分の体は冷えながら落ちていく。

    できることはやった。たったそれだけなのに、何故かボロボロの体は充足感に満ちていた。あとできることは無いだろうか、世界の反対側に落ちていくまでの暇つぶしを探す。
    彼が隣にいた親友を見つけられるよう、少しだけ祈った。
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