・前提
終わりなき反逆を黒咲さん版お楽しみはこれからだでありショー・マスト・ゴー・オンだと解釈してるオタクが作りました。本編は終わるけど黒咲さんの反逆はこれからも続く…っていう。

とはいえ、そのお楽しみはこれからだっていつだよって話でして。

これまでの攻めの反逆と違って待ちのスタイルなので長期戦になればなるほど最悪だよな…っていう、そんな着想で生まれたのがハルジオンです。

元の曲は破局ソングでそれでもハッピーエンドという原作小説がありますが、ここではそれでもハッピーエンドって言ってんだろって勢いでハッピーエンドへの妄執をぶつけてます。

お楽しみはこれからだって事は…お楽しみはこれからなんだなってことで解釈を好き放題振り回してますが許してください。自分の中ではこういうことになってるというよりあーだったら…こーだったら…って常に妄想してるだけなので、ifとして楽しんでもらえれば。

深い緑のその先に出入り口の自動ドアから１歩踏み出した。
扉が閉まると、会場からの音が切り離される。
向こうには、どこまでも大きい青空と、青々と生い茂る緑と、ここに繋がる小道が広がっていた。
会場内ではまだ試合がおこなわれている。とはいえ、自分の出る試合はない。
試合観戦をするという手段もあるが、今日は自由な時間が欲しいと考えた。

いつもの場所で…ゆっくりしようか。
どこかで軽食でも買って。
さて、どこに行こうか。
ぐるんと首と肩を回し、ぐんと伸びをした。
僅かに吹く風が、白衣を通り抜けていった。

ふう、と一息ついたその時、会場は違う方向から、微かに何かの気配を感じた。
スマブラチームのファイターというのは、同じファイター同士が感じ取れる証というか、魔力のようなものがある。そして、もうひとつキーラやダーズの支配下である、コピーファイター…スピリッツのような気配もある…。