魏先輩と夜狩に行こう ♡R-18部分抜粋♡ 俺の白菜ちゃんはいつ見ても相変わらず美人だな。
横抱きにされたまま静室まで運ばれながら、魏無羨は藍忘機の顔を見上げてニコニコと笑みを浮かべる。
「なに?」
「俺の白菜ちゃんは今日も美人だなと思って」
真っ白な頬に触れるだけの口づけをすれば、すっと視線が真っ直ぐに落ちてくる。顔色も表情も何一つ変わらないのに目線だけはぐつぐつと煮えるような、欲情を孕んでいて、その視線に射貫かれるだけで魏無羨の背中をぞわりと興奮が駆け上る。
世間には何事にも動じないように思われているこの男が、実はこんなにも分かり易い事実にも肌が擽ったくなる。それを知っているのがこの世界に一体何人いるのだろうか。
「今日は前からと後ろからどっちがいい?」
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