ガlイlスlトlクlラlッlシlャlー 異説編ガイストクラッシャー異説編
【注意書き】
この作品は版権『ガイストクラッシャーシリーズ』とミンミンゼミ31039の一次創作『夢幻物語』の世界観を統合した二次創作クロスオーバー作品です。この作品独自の世界観、舞台、用語が多く出てきます。
【あらすじ】
ある大陸で一番を誇る商業国家『竜宮国』の首都である『アゲイト』周辺で、突如として現れた『ドスメーアファイルにないガイスト』。それを知らせたのは、宛先も分からぬ匿名の人物からであった。情報提供者も謎のまま、一行はGCGベースに乗り込んでアゲイトへと向かう。
謎のガイスト『理想ガイスト』、正体不明のの自衛団体『理想討伐団』、灰色の鎧を纏う新たなガイストクラッシャー……。今ここに、異世界と異世界が交わった『異説』が語られる。
【時系列】
アニメ版ガイストクラッシャー、アイスガルドでの一連が終わった後。イズナが襲撃する前を想定している。
●理想ガイスト
異世界『理想の都』にて出現したガイメタルが活性化したもの。元々は理想の都にガイメタルは存在していなかったが、何らかの影響を受けた事で理想の都がガイメタルの概念を模倣、複製したとされる。
ガイメタルが神話や伝説を模倣するならば、理想ガイメタルは『理想の都にいる有名な人物』を模倣する。しかし、その模倣が忠実すぎて『ドッペルゲンガー現象』が発生。模倣した人物が対象のガイメタルに触れると一体化してしまい、時間をかけて吸収される事件が発生した。その解決策を探るべく『聖籠神羅』を地上へ送り込んだ(ゼウス事件の1ヶ月前)。
理想ガイメタルには7つの自然属性がある。
火・氷・地・雷・風の5属性の他、『光・闇』がある。この二つは互いに作用し、同じ属性には効果を持たず、他5属性とは無関係である。
●ガイメタルコア
理想ガイメタルを纏う際に使用する『加工された理想ガイメタル』。理想の都の技術ではガイフォンの様なものはなく、『灰被りのガイストクラッシャー』はガイメタルコアを文字通り“食べる”事でガイストオンする。
基本スペックはガイストギアと同じだが、唯一の欠点として『ガイスト化しやすい』ことである。ガイメタルを体内に取り込んでいる以上、ガイストオフして結晶の鎧が解かれても、体内には微小なガイメタルが残っている。微小なガイメタルが蓄積すれば負荷がかかり、人の形とガイストの境界線があやふやになる事でガイスト化しやすくなる。しかし純正のガイメタルに近いので、数値的に見るとガイメタルコアの方が優れているとも言える。ガイスト化するリスクと常に隣り合わせの“諸刃の剣”。
各フォームも名称が変わっているが、基本性能は同じ。
・ノーマルモード
『メイルフォーム』のこと。飛行ユニットがないまま飛行が出来る。
・アサルトモード
『ウェポンフォーム』のこと。ブレイド、ガン、ハンマー、サイズ、ランスの他、『ウィップ・エトセトラ』がある。なお、武器相対属性はない。
・ファンタズムモード
『エクストリームフォーム』の様なものだが、こちらの場合は擬似的にガイストになるのではなく『模倣した対象とシンクロすることで、対象の技・能力を再現する』。理想の都では元から戦うのが華であり、有名な人物もまた戦闘に長けている面がある上に、異能力を一部借りる事が出来るので戦略の幅が大いに広がる。しかし、シンクロするという性質上『ガイメタルの元となった人物と気が合う』ことが前提であり、また『シンクロし続けると自分がどちらなのか分からなくなり、最悪の場合ガイスト化する』というリスクがある。理想討伐団団長の許可が降りることで使用できる。
●理想討伐団
『夢幻物語』シリーズから参戦しているキャラクターがほとんど。理想の都と呼ばれる異世界からやって来た、平たくいえば『宇宙人の集まり』。この世界に流出してしまった、ガイストに似て非なる存在『理想ガイスト』を回収するべく少数精鋭でやって来たが、理想ガイストの出現が目立ち、秘密裏に回収できなくなったことからGCGと手を組む事になる。
・晴朗セツナ
『あらゆる物質と混合する』力を持つ少年。通称『灰被りのガイストクラッシャー』。理想討伐団唯一のガイストクラッシャーである。人間ではないことは確かだが、本人すら自身の種族については知らない。生年月日不明、405歳、身長151cm、体重50kg。ジェムシリカ(珪孔雀石)モチーフ。
淡白で合理的な思考を持つ実直な性格。目的を達成する為ならばどんな手段でも実行する。それが法を破る行為だとしても気にしないほどであり、そのせいで規律を乱すので団長の花坂も頭を抱えている。
『あらゆる物質と混合する』能力を行使する事でガイメタルコアと体内で融合し、その力を具現化、適応化させてガイストオンしている。現状、ガイフォンといった道具がないので理想討伐団の中では彼しかガイストオンできない。
彼が躊躇なく悪人を手にかけることから『黒い悪魔』とも呼ばれているが、その理由はある少女との約束が関係している。
・花坂夢乃
『夢を叶える』力を持つ少女。理想討伐団の団長。
面倒くさがりで大雑把。適度に手を抜く達人。しかし、ここぞという時に頼りになるリーダー気質の持ち主。堪忍袋の尾が切れると自分が満足するまで相手を追いかけ回して叩きのめそうとする程の執念深さを持つ。
・河津おうし
『水を操る』力を持つ精霊。理想討伐団の技師担当。
好奇心旺盛でありながら社交的。今回は理想ガイメタルについて興味がつきない様子。荒事が苦手で、相手が自分より弱くても事を荒立てたくない事から、実力行使で喧嘩を止めることが出来ない。
・ルナディ・アルデバラン
『あらゆる物質を強化・コピーする』能力を持つ竜人族。理想討伐団の前衛担当。
堅物であり絶対的な自信家。自分の種族に対して典型的な誇りを持っており、他種族を下に見がち。自身が最も慕う竜人族『アップル・スカルデッド』の理想ガイストを回収するために手を貸していると本人は言うが、何だかんだ色んなことに手を貸してくれている。
・月城想魔
『魔剣を扱う』能力を持つ青年。人間だが、理想の都とはまた別の世界から来たという魔剣士。理想討伐団の遊撃担当。
底抜けに明るい好青年。実力もそれなりであり、それは花坂に並ぶほど。普段は諜報などの役を担っているが、その気になれば前衛担当ほどの火力で敵を薙ぎ倒すことも可能。
・青梅すもも
『あらゆる生物を仲間にする』能力を持つ少女。人間だが、花坂や月城に負けず劣らずの実力を持つ剣士。理想討伐団の遊撃担当。
・飛子雉子
『重力を操る』能力を持つキジの獣人族。理想討伐団の遊撃担当。
理想ガイストに体を奪われていたが何とかクラッシュされる事で意識を取り戻した。
・幌延 永斗
『精神を操る』能力を持つ男。火星人のマッドサイエンティスト。理想討伐団の医療担当。
危険物質を体内に取り込んで利用するセツナの能力や身体に興味があり自ら医療を請け負ったが、彼の目に余る行動に悩まされている。
・煌星・アグレス伍長
『相手を知る』能力を持つ少女。火星の軍人であり、永斗によって身体中が魔改造されている。理想討伐団の前衛担当。
永斗の護衛として付いてきたが、いざとなれば戦場に出向く覚悟はある。
・天童ふうか
『意思を殺す』能力を持つ少女。メデューサでありながら自身の能力を忌み嫌った結果、皮肉にも『意思を石にする』という能力に昇華された。
理想討伐団の一員ではないが、理想の都から来たようだ。
・ブルーベリー・スカルデッド
『ルールを無視する』能力を持つ少年。不完全な蘇生魔術で蘇った竜人族。理想討伐団の前衛担当。
・安倍陰陽
『死に戻る』能力を持つ男。死ぬことが許されない呪縛人。理想討伐団の遊撃担当。
●本作品での“敵”
聖籠神羅
『耐性がつく』力を持つ男。生年月日不明、1257歳、身長189cm、体重84kg。理想討伐団として9年前にガイメタル研究所上空から突如やってきた堕天使。理想の都で理想ガイメタルが発見されてすぐに、理想ガイメタルの扱いを学ぶべく送り込まれた。研究の手伝い(ガイストギア装着実験の被験者になること)を条件とし、一ヶ月間世話になっていた。ゼウス事件ではガイストクラッシャー・ファーストチームの奮闘を上空から見守りつつ、戦いが終わっても手出しをせずにそのまま理想の都へ帰還した。
理想の都から理想ガイストが流出してしまった際に行方をくらましており、今のGCGが竜宮国に出現した未確認ガイスト(理想ガイスト)をクラッシュするべく竜宮国の首都アゲイトに向かった際、その首謀者として彼らの前に立ちはだかる。
現段階ではここまで。またどこかで手直しするんじゃないかな。知らんけど。