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SPOILER

Vジャンプ今月号ネタバレ

実はある程度予測はついてました。

栃木は那須の九尾伝説
インド➡️中国➡️韓国➡️日本と渡りに渡り、長く生きていた九尾の狐の行き着いた先が那須の山です。
そこで封印され、殺生石として毒気を放っていた九尾は玄翁和尚の槌によって割られます。

イッシキの元ネタは一寸法師。一寸法師は打出の小槌で成人男性の身長を手に入れます。
作品上イッシキが槌を使う描写はありませんでしたが槌がアイデンティティーの一部である一寸法師をモデルとした人物が九尾を有した人間と対峙する。

伝説のオマージュがあっても不思議はないと思います。

ところで少年誌の漫画の根幹は成長であると考えます。完璧ではない、なにかが足りないアイデンティティーの持ち主たちが各々何が足りないのか気付き、その何かを得る。視聴者は主人公が何かを得た達成感に喜び、もしも何かを永遠に手にいれなければ視聴者は失望する。そういう縦軸の話が基本だと思います。

うずまきナルトとうちはサスケ。72巻分の成長をし、神格とみまごう力を手に入れた二人。
今回の生還で二人は今まで持っていた神格を奪われ人間に引きづり降ろされたと見てます。
人となった彼らは彼らなりに『BORUTO』というシナリオでなにかしらの成長をするよう課せられたきもします。

それにしても今回の代償はかなり大きなものでした。いまだにショックです。
ナルトが生まれてからずっと見てきた彼だからこそあのような立ち回りができたのでしょう。
六道仙人が生きている時代から意識のあった彼にとって今までの生涯はとてつもなく長く、ナルトと一緒に過ごした時間は瞬きと同じくらい短いものだったかもしれません。せめてやすらかに、穏やかに。六道仙人と久しぶりにあってお話してたらいいなと思います。

ところで殺生石には続きの話があります。
槌で砕かれた岩から障気が漏れ分散し、各地でミサキという妖怪になり現れました。
クシナも自分が死ねばしばらくは復活しないと言ってます。
チャクラの塊である彼。バリオンモードでは核や原子などの科学的描写がされました。
つまりあね世界にはそういった理論が適用できる環境があるということです。
今は一時の別れ、今の世かはわかりませんが巡り巡ってまた彼とナルトが会える日を願わずにはいられません。

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