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    Nmnpk431h

    表で出せないやつはここに、ジャンルはふごも他版権も創作もごちゃ混ぜ

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    Nmnpk431h

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    うち他所蘆屋を書きたかった、先日話した1人目の方ができたので其方を先にあげます


    「…どうしたものですかな」
    此処にいる我カルデア蘆屋道満も中の一騎だ、どこかのカルデアに呼ばれ丁度その勤めを果たし帰還しようとサポートの待機場に戻ってきていた。
    待機場内は常にいろんなカルデアのサーヴァントが行き来しており、勿論中には他のカルデアの自分自身もいる訳だ。
    帰還時間まで少し時間があったため暇をどう潰そうか周りを見渡していた時だった
    『おや?これは他所のカルデアの拙僧ではございませぬか』
    聞き慣れた声に振り向くと
    きっちりとした袈裟姿の道満がいた
    「…ンン、これは他のカルデアの拙僧ではございませんか。如何なされましたか?」
    『いやはや、其方が随分と退屈そうにしておられたので声をかけた次第にて』
    「ええ、帰還までに少しばかし時間があります故…どう暇を潰そうか考えていた次第です」
    『ンンンンンン…それはまた。でしたら少し我々と話にでもお付き合いくださいませ』
    「それは是非とも」
    その言葉に甘え会話に参加する、他所のカルデアの自分達の会話を聞いていると自身のカルデアとの違いも分かってくる。
    マスターのこと、今置かれてる人理の現状、周りにいるサーヴァント達の事等…とても興味惹かれる話ばかりで飽きはこない。

    『しかしまぁ…同じ拙僧でも随分と差が出るものですなぁ、そちらの拙僧はマスターに対してだいぶ辛辣な様で』
    「毎度胸やら触りにくる様では流石に嫌気がさしましょう」
    脳裏に自身のカルデアのマスターが思い浮かぶ、変に根性があるのか投げ飛ばそうともやたらと絡んでくる彼を思い出しため息が出る。
    『それはそれは…ンンンンンンww』
    「楽しまないでくだされ…はぁ、そこに関してはつくづく他所の拙僧が羨ましい限り」
    『嫌々、そうとも限りませぬ。何せこちらのカルデアはまだ人理修復中にて…マスターに対して拙僧の本性を全て曝け出すことは許されぬ』
    「あのカルデアのマスターは若々しくてとても……ンン、想像しただけで昂ってしまいまする…っ💕」
    『止めて下され儂のマスターですぞ』
    「冗談です、ましてやそんな事したら其方の人斬りや錬金術師殿に斬りかかられてしまいますからなぁ」
    少しムッとした顔をする相手に道満はカラカラと笑う、マスターに対して少しでも情をもつというのは召喚されたカルデア毎の差なのだろう。
    「そう、其方のマスターですからなぁ…やるのなら自分の手で致したいでしょう?」
    その一言に先程とは一変しニヤリと相手は笑みを浮かべる
    『流石拙僧…楽しみがあった方が、ねぇ?』
    「えぇ、えぇ!!それはそうでしょう!……あなた方の行く末、楽しみに見守らせていただきます」
    そして2騎は過ぎ去っていくのであった
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    Nmnpk431h

    DONEうち他所蘆屋を書きたかった、先日話した1人目の方ができたので其方を先にあげます
    「…どうしたものですかな」
    此処にいる我カルデア蘆屋道満も中の一騎だ、どこかのカルデアに呼ばれ丁度その勤めを果たし帰還しようとサポートの待機場に戻ってきていた。
    待機場内は常にいろんなカルデアのサーヴァントが行き来しており、勿論中には他のカルデアの自分自身もいる訳だ。
    帰還時間まで少し時間があったため暇をどう潰そうか周りを見渡していた時だった
    『おや?これは他所のカルデアの拙僧ではございませぬか』
    聞き慣れた声に振り向くと
    きっちりとした袈裟姿の道満がいた
    「…ンン、これは他のカルデアの拙僧ではございませんか。如何なされましたか?」
    『いやはや、其方が随分と退屈そうにしておられたので声をかけた次第にて』
    「ええ、帰還までに少しばかし時間があります故…どう暇を潰そうか考えていた次第です」
    『ンンンンンン…それはまた。でしたら少し我々と話にでもお付き合いくださいませ』
    「それは是非とも」
    その言葉に甘え会話に参加する、他所のカルデアの自分達の会話を聞いていると自身のカルデアとの違いも分かってくる。
    マスターのこと、今置かれてる人理の現状、周りにいるサーヴァント達の事等…とても興味惹かれ 1109

    recommended works

    しんした

    PROGRESS8月東京の七灰原稿進捗③です。
    灰原くんを亡くしたあとの七海が、灰原くんが残した言葉を読み返すなかで灰原くんへの想いと向き合うお話。ほぼ七海の独白・回想ですがハピエンです。

    七海の独白ターン最終話の半分くらいを抜粋しました。
    次の章で再会するので早くいちゃいちゃさせたいです。

    ※推敲はしていないのでおかしな部分はスルーしていただけると助かります。
    8月七灰原稿進捗③四.拝啓



    二つ折りにした便箋を名前しか書いていない封筒へ入れる。
    きっちりと糊付けで封をしたら、同じ封筒だけが入った引き出しへと仕舞う。
    机の浅い引き出しの中には、出す宛てのない手紙が増えていくばかりだ。
    それでも。
    私は、筆を執ってしまうのだ。





    帳が上がると、七海の頭上に青空が広がった。
    砂埃を払うように呪具を軽く振る。そこそこの呪霊だったが、想定していたよりも早く祓えたようだ。古びた雑居ビルの階段を降りると補助監督は少し驚いた表情で出迎えてくれたが、七海は「お待たせしました」といつも通りに声をかけた。
    呪術師へ出戻って一年。
    あのパン屋を出て五条へ連絡を取ってからの日々はとにかく慌ただしかった。卒業ぶりに顔を合わせた五条に「いつかこうなると思ってたよ」と笑われながら、呪術師へ復帰する手続きを済ませた。勤め先へ退職届を出した時は上司から随分と引き留められたが、もう決めたことなのでと押し通した。(入ったばかりの新人には悪いとは思ったが、かなり細かく引き継ぎをしておいたので大目に見てもらいたい)
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