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    Nmnpk431h

    表で出せないやつはここに、ジャンルはふごも他版権も創作もごちゃ混ぜ

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    Nmnpk431h

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    うちよそ蘆屋第二段


    ある日のことであった
    サポートの要請で助太刀に行った帰りの弊カルデアの蘆屋道満は帰還までに少し時間を持て余していた。サポートの待機空間を見渡すとよそのカルデアサーヴァントや自身が忙しそうに行き来している、話しかける隙もなさそうだ。
    「はて…どうしましょうかねぇ」
    一つため息をつくと背後から呼びかけが聞こえ振り向く
    『ンンン…これはこれは、他のカルデアの拙僧にでございますか』
    漆黒の能装束に身を包んだ他のカルデア自分が其処にいた、これは良いと蘆屋も言葉を交わす
    「おや、他のカルデアの拙僧にでございますか」
    『いやはや、随分と暇そうな顔をしておったので声をかけた迄』
    「ええ、帰還までに時間を持て余してもので」
    『ンンンン…それはそれは、では少し拙僧の話にもお付き合いくださいませ』
    そんなこんなで、他のカルデアの自身と話を弾ませる。今までの経緯、マスターに関してのことなどいろいろと…
    『しかし…始皇帝殿には困った者です』
    「!!…其方もその様に苦労なされてるのですか拙僧よ」
    『おお、わかってくれますか!!いやはや困った者です』
    「ええ、えぇ。分かりますとも」
    『始皇帝殿がマスターを甘やかす者ですから』「マスターが始皇帝殿を甘やかす者ですから」
    『え???』
    「は???」
    お互いの意見違いに頭を傾げる
    『…ンンン?随分と違う意見が来たものですが?』
    「其方こそ…始皇帝殿は赤子の様な姿をしているのでは?」
    『あ、赤子!?そんなまさか、始皇帝殿は見るからに成人の姿ではありませぬか?』
    「ンンンンンン???始皇帝殿は赤子の姿のはずですぞ?」
    そう言い式神を使い弊デアの始皇帝を再現する。その姿を見て他所の蘆屋は目を丸くする。
    『…本当に赤子とは…』
    「いやはや、他では成人した始皇帝殿がおられるのですなぁ」
    『…寧ろそれが一般的でしょう』
    きっと他所のカルデアの様にもう少し大きな姿であれば苦労しなかったろうと思う弊蘆屋であったが、そんな会話の中時間が迫っていた
    「おや、そろそろ時間になりそうです」
    『ではでは、この辺でお開きといたしましょうか?』
    「そうしましょう。ンンン…面白い話を聞けてとても興味が湧きましたな」
    『えぇ、拙僧もです。またいつか会うときにはもっと良い話を土産にしましょうぞ』
    「それは楽しみです…」
    そう言い二機の蘆屋道満は別れた
    またいつか会える気がする気持ちを胸に───
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    Nmnpk431h

    DONEうち他所蘆屋を書きたかった、先日話した1人目の方ができたので其方を先にあげます
    「…どうしたものですかな」
    此処にいる我カルデア蘆屋道満も中の一騎だ、どこかのカルデアに呼ばれ丁度その勤めを果たし帰還しようとサポートの待機場に戻ってきていた。
    待機場内は常にいろんなカルデアのサーヴァントが行き来しており、勿論中には他のカルデアの自分自身もいる訳だ。
    帰還時間まで少し時間があったため暇をどう潰そうか周りを見渡していた時だった
    『おや?これは他所のカルデアの拙僧ではございませぬか』
    聞き慣れた声に振り向くと
    きっちりとした袈裟姿の道満がいた
    「…ンン、これは他のカルデアの拙僧ではございませんか。如何なされましたか?」
    『いやはや、其方が随分と退屈そうにしておられたので声をかけた次第にて』
    「ええ、帰還までに少しばかし時間があります故…どう暇を潰そうか考えていた次第です」
    『ンンンンンン…それはまた。でしたら少し我々と話にでもお付き合いくださいませ』
    「それは是非とも」
    その言葉に甘え会話に参加する、他所のカルデアの自分達の会話を聞いていると自身のカルデアとの違いも分かってくる。
    マスターのこと、今置かれてる人理の現状、周りにいるサーヴァント達の事等…とても興味惹かれ 1109

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