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    み(ずなら)

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    み(ずなら)

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    アジアンドキュメンタリーズ視聴記録&一言感想(主観)。
    備忘メモ的な。見た順にぽいぽい。(2021.6月)
    ◎は特に好きだったやつ。

    『踊るボリウッド インド映画の向こう側』2014/インド・ムンバイ/54min
    ボリウッドで活動する人々の舞台裏。
    新星ダンサー、熟練メイクアップアーティスト、監督、振付師、かつての役者志望者etc...。
    華と陰。



    『街角の盗電師』2013/インド・カーンプル/80min/◎
    電線から違法配線で市民の家に電力をひっぱる“盗電師”と、地元電力会社の攻防。
    社会構造のジレンマ。ニワトリタマゴ問題。
    エンターテイメント性のある構成を楽しんでいると、終盤足元を掬われる。



    『カシミール 楽園の紛争地帯』2019/インド(パキスタン)・カシミール/52min/◎
    インドとパキスタンにまたがるカシミール地方。
    もともと楽園と呼ばれた美しい景勝地が領有権争いの紛争地帯に。
    撮影陣が取らざるを得なかった立ち位置にも意識を向けつつ番組構成に注目すると、より思うところがある。



    『ボパール 闘う市民たち』2011/インド・ボパール/52min
    1984年の産業事故でイソシアン酸メチルのガス被害で1万人〜死亡、その後も土壌や地下汚染が続いている街。
    無害化措置を巡る、本社(アメリカ)、インド政府との長い闘いと、彼らの生活。



    『もうひとりの母たち』2013/インド・グジャラート/86min
    教育を受けられていない女性が貧困から脱する手段としての代理出産。
    理屈の上では割り切っていても複雑な胸中、医学的な詳細を知らず紹介されて実行に至る女性も。
    正解のない問い。



    『ナーガ 永遠のヨギ』2016/インド/72min
    極限のヨーガの実践に人生を捧げるヒンドゥー教の敬虔な修行者「ナーガ」。
    宗教と人生、意識と行動の不可分性と、強靭とも言える精神力の源泉とは。
    「信仰」の意味。



    『聖者たちの食卓』2014/インド・黄金寺院/65min/◎
    毎日無料で振る舞われる約10万食の食事。
    それが作られ、提供され、片付けられるまでの一連。
    「たべる」という営み。
    いっさいナレーションのない構成が、臨場感をそそる。



    『女性と水 尊厳は守られるのか』2014/インド/65min/◎
    水道のない地域、都市部スラム、安全な水の確保に困窮する日々を送る人々。
    水の確保は女性の役割で、彼女たちの心情と実情。
    構造不和も、作中で語られる今後の世界的水問題も、他人事ではないなという気持ち。



    『タクシードライバーの私』2016/インド・デリー他/82min/◎
    女性専用タクシーのドライバーとして働く女性の話。
    就職までの父親との軋轢、結婚する相手への説得、義父からの無理解…と、随所で立ちはだかる(本人たちにとっては悪意のない)障害との葛藤と挑戦、諦念と抵抗。



    『私の名は、塩』2013/インド・グジャラート/92min
    塩田地帯で塩作りを営む家族。
    ナレーションなし、時折の会話と、作業音だけの音構成が臨場感と物語性を同時に感じさせる、ショートムービーのような作品。
    必要に応じて作り出されたと思われる、有機的な機械物の造作が個人的に印象的だった。



    『未来を写した子どもたち』2004/インド・コルカタ/85min/PG12/◎
    売春街で暮らす子どもたちに写真教室を開く女性写真家。
    子どもたちの撮った写真で展示会を開き、彼らの学費を集めようと奔走する。
    希望と諦念を併せ持つ子どもたちの姿、“助ける”ということの限界/可能性について、いろいろと思う。



    『プラセボ あるインドの名門医学生の心理』2014/インド・AIIMS/94min/◎
    合格率0.1%以下の超難関大学、全インド医科大学(AIIMS)の学生の心理と実情を掘り下げるため、寮に2年間の潜入取材。
    アニメーションや、時系列の並び替えなどが用いられ、ほとんど映画のような構成だが描かれている人間心理は複雑で生々しい。



    『聖なる呼吸:ヨガのルーツに出会う旅』2011/インド/105min
    “近代ヨガの父”と呼ばれる人物の軌跡を追った記録。
    これは自分の知識がなさすぎて2割くらいしか味わえなかったんだけど、実際のヨガの動きに圧倒される。身体と精神の関係性の話は興味深かった。



    『呼ばれて行く国 インド』2013/インド/75min
    日本人制作。ハンディカメラを手に、実際に各地を旅しながら出会った日本人にインタビューしつつ“インド”という国を見つめる。
    日本人だからこそ、見ていて諸々思うところがあるので、いろんな意味で見てみると面白い。



    『ブラッド・ブラザー』2013/インド・チェンナイ/92min/◎
    アメリカでの生活を捨ててインドのHIV孤児院で働くことを決めた青年を、その友人が撮影した作品。
    助けることは助けられること。他者存在の肯定は自己存在の肯定。愛すると、口で言うことは簡単だけれど。



    『秘境をぶっ飛ばせ!』2018/インド・ヒマラヤ最奥地/52min
    数センチずれるだけで崖転落の危険がある険しいヒマラヤの山道を、奥地に住む人々と麓の架け橋となるため車を走らせる“ヒマラヤの綱渡り師”たち。
    一見何百年も変わらない暮らし、それでも近代化の余波に晒されている暮らし。



    『タミルの虎 銃を手にした少女たち』2019/スリランカ/79min
    スリランカ内戦中に10代で兵士となった女性たちの、内戦終結後の姿。
    かつての同志達と談笑するシーンでふっと過ぎる沈黙の時間、その時の彼女達の眼が忘れられない。



    『アクト・オブ・キリング』2012/インドネシア他/166min/PG12(自主規制)◉
    『ルック・オブ・サイレンス』2014/インドネシア他/103min/PG12(自主規制)◉
    <※別作品だが対になっているので併せて紹介>
    1960年代に政権争いの末に行われた100万人規模の同胞大量虐殺。加害側は今でも権力を持ち英雄気分で暮らし、被害側は今も圧政に怯えながら口を噤んでいる。
    当時の“殺人者”たちに「偉業の記録映画を撮らないか」と持ちかけ、彼ら自身の手で当時の大量虐殺を再現する中で見えてきた、本心と真実。[アクト〜]
    前作を見て、兄を虐殺の被害者に持つ男性が加害者たちへのインタビューを志した。正攻法では危険が過ぎるので、外堀から攻めるように密やかに真実に迫ろうとする。[ルック〜]
    …正直きつい、きついけれどこれはどうしようもなく人間を描いている。
    好きだったと言っていいのかわからないけれど見なければ良かったとは到底思えない、なんと表現していいかわからない…ので◉マーク



    『教育革命 The School in the Cloud』2018/インド&イギリス/85min
    教師も施設もない僻地の子供達にどうやって教育を施すか。デジタル時代の新たな“教育”の可能性を模索する専門家による実験的な取り組みの記録。学びの本質とは。子供達の先天的なポテンシャルの豊かさと、環境の重要性が同時に浮き彫りになる感。



    『#シカゴガール ネット&独裁者』2013/シリア&アメリカ/74min
    内戦中のシリアで現地の報道人やデモ活動家が撮った映像や情報を、アメリカ・シカゴに住む女子大生が代わりに世界へと発信する。デジタルツールを使った“闘い”の新たな在り方、その光と闇。



    『精神病棟のプロポーズ』2020/イラン・テヘラン/79min
    500人以上が収容され、ほとんどの人がそこで生涯を過ごす非営利精神病棟で、彼らの治療の一環として取り入れられた収容者同士での結婚プロジェクト。
    あくまで治療が本懐なので、本人たちの意向よりも医師たちの客観的判断が相手選びにおいて優先される。革新的な試みの功罪。



    『勇気を抱いて』2012/カンボジア/92min
    カンボジア大虐殺の結果生じた沢山の孤児。彼らが孤児院で基礎教育と伝統芸能を学び、それを心の支えとする様子を描く。
    作品構成と彼らの演技(演舞)をリンクさせている点が巧みな作品。



    『禁断の向こうへ イラン人の秘密』2017/イラン/52min◎
    イスラム法統治下のイランで、禁断とされる行為を密かに行う人々の姿。
    リスクを冒してでも個人の自由と尊厳を求めるということ。違法行為を行う人の心境描写がリアル。



    『裁判官 ─4000人を死刑にした男─』2017/イラン/54min◎
    イスラム法では特定の罪に対する特定の罰があらかじめ決められているものもある。法に基づき判決を下す裁判官を45年勤めた男性の現在に密着した作品。
    イスラム法社会イランの実情が、多少なり感覚的に掴めたことが個人的に興味深かった。



    『ラッカは静かに虐殺されている』2017/シリア/92min
    シリア内戦の中、武力集団に占拠された街ラッカ。厳しい管理下に置かれ情報規制が敷かれた街から、命がけで実情を世界に発信する市民ジャーナリスト集団の話。
    市内のメンバーみならず、街から脱出して避難先の街で発信中継役として活動する人々の心情が胸に迫る。



    『ベイルート 華麗なる黄金時代』2019/レバノン/73min
    紛争地帯に位置するレバノン、数十年来緊張状態が続くかつての“中東のパリ”で、上流生活を送るクリスチャンエリート。悪化して行く社会情勢の中、かつての華麗な暮らしを維持しようとする彼らの姿。



    『アンダーダウン 希望のかけら』2018/レバノン/72min
    ベイルートの街角で暮らす3人、移民のタクシードライバー・貧困街で暮らす高齢母子・シリア難民の子供、それぞれの生活を追う。社会情勢の不安が高まる一方の国で各々の価値観と現実を生きる姿。



    『ショック・ウェーブ』2020/レバノン/45min◎
    2020年8月4日に起きたベイルート湾岸大爆発事故。当時偶然撮影された映像と、被害に遭った人々へのインタビュー。
    不安定な社会情勢の中起きた未曾有の事故に、募る行政への不満と疑念、諦観、憤懣、先行きへの不安。
    個人的に、他人事ではなく自国の未来の姿にも思えて複雑な視聴後感。



    『北へ向かう旅 ─虐殺の記憶─』2017/スリランカ/94min
    スリランカ内戦で被虐側だったタミル人が、過去を振り返りつつ現在も残る痕跡を辿る形で綴られるドキュメンタリー。
    アイデンティティと自己尊厳にも深く関わる過去の傷痕から、今、この先、何を見つめていくのか。



    『列車街』2018/スリランカ/76min◎
    線路から1メートルも離れていない路線ギリギリに立ち並ぶ家屋。
    行き場のない人々が、人種や所属を超えて共生するエリア。政府によって立ち退き再建計画が進められる中、そこに住まう人々の心情と実態。
    インタビュー形式でありながら、物語風の演出も所々に仕込まれたユニークな構成。



    『冬の兵士・良心の告発』2009/アメリカ&イラク/80min◎
    イラク帰還兵がワシントンDC近郊で行った、戦地での出来事を証言する集会。
    実名と顔を晒した上で、現地での残酷な行為と、当時と現在の心境を告白する元兵士達の想いとは。
    報道されない真実、戦争の実態、政治とマスメディア。帰還しても終わらない、戦争という爪痕。



    『大草原との別れ モンゴルの遊牧民一家』2014/モンゴル/66min
    生活環境の変化の中、遊牧生活をやめて都市部に定住することを決めた家族の話。
    大草原=故郷を離れることへの寂寥と哀愁、未練も当然ある中で、選択せざるを得ない“人生”の変化。それと向き合う人々の心情。



    『名前を書きたい 炭焼きのアグスティン』2019/フィリピン/73min
    読み書きができないために雇い主から賃金を騙し取られていたと知った40歳の男性が、小学校に通う決意をする。
    学びから得られる高揚感と、それゆえの葛藤や失意。生きるために、自己の尊厳のために。そして最後に彼がした選択とは。



    『誰もいない部屋 ─生者と死者のはざまで─』2017/イスラエル/52min◎
    不慮の軍事事故で亡くなった息子の精子と代理母によって、孫を望んだ夫婦。
    世界的に前例のない事態は、裁判によってその是非が争われる。悲願を達成する許可を夫婦は得ることができるのか。ラストの展開が衝撃的。
    個人的感想だが、この夫婦の愛情描写が一言では言えない良さがあるので見てほしい。



    『ヒマラヤを超える子供たち』2000/インド/29min
    十分な教育環境のため、親元を離れてヒマラヤ徒歩越境をするチベットの子供たち。
    過酷な自然環境下の何十日にも渡る移動は文字どおり命懸けの行為。
    そうまでして亡命する意味、彼らを送り出す親の想い。



    『キューティー&ボクサー』2013/アメリカ/82min◎
    米在住の現代芸術家・篠原有司男と乃り子(妻)の愛と闘いの軌跡。
    芸術に魂を賭すという生き方と現実生活。混沌と肉薄した愛憎。
    約80分を観た末の、ラストシーンの映像がすごくいい…


    ===========

    …というわけで、一ヶ月マラソン計37本(たぶん)。
    ちょっと後半駆け足で観てしまった。

    まだ面白そうなのはいろいろあったんだけど、いったん終了です。
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