「GENさん!俺は…、俺たちは戦いに来たわけじゃないんです…!」
必死に説得を試みる
俺も心のどこかではわかっている
こんなことは無意味だと
それでも、戦いたくないのは本音だし、GENさんを救いたい
「…でも私は、あなたを殺す気でいます」
GENさんからそんな言葉がでるのが信じられなかった
やはり、お世話になった人と対峙するのは多少の緊張を伴う
ひとりで勝てるとは思っていない
他のみんなが来るまで俺が食い止めなければならない
『ぁ…さ…アカ…タ…ん…聞こえる?』
「高垣?」
『はい!よかった…。今俺の能力で直接声をアカメタさんに届けてる。俺が指示を出すから、なんとか耐えて!』
「…うん、了解」
ひとりでも仲間が増えると、こんなに頼もしいものなんだ
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