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    0830_sunflower

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    0830_sunflower

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    誤字脱字があったらごめんなさい

    #白ゾン
    whiteZon
    #ちょっとホラー気味
    aLittleBitHorror-ish.

    白ゾン視線を感じる。通路を歩いてると誰かに見られてる気配を感じた。誰だ?視線を感じる方に振り向くとまさかの白狂様がこちらを覗いていた。しかも突き当たりの角から見つめてくる。あの四白眼で……。何か急な連絡事項でもあったのかもしれない。足早で白狂様のもとへ向かい何かあったのか聞くと少し間をおいて特に用はないと言われた。肩透かしをくらった返事をされた。

    この日からだ。四六時中、白狂様から視線を感じるようになったのは。まわりの同僚も気づきはじめて何かやらかしたんじゃないか、顔は好みではないが貴方をなくすにはその筋肉は惜しいとか言いたい放題だ。本当にオレが何をしたというのだ。オレも面倒事に巻き込まれたくないため、必要以上に白狂様に関わることを避けた。急遽、書類を白狂様に届けることになってしまった。 いざドアの前に立つとあの見つめてくる四白眼を思い出し、開けるのを躊躇してしまう。やはり、また日を改めて渡すとしよう。まわれ右をし自室に戻ろうと振り返った瞬間、目の前に白狂様がいた。心臓が止まるかと思った。「何をしている」と威圧的な言葉で言われ、何てことない質問に対して頭をフル稼動させてこたえた。「しょ…書類を届けに参りました……」白狂様に部屋に入れと言われた。入りたくたくねぇ~、今ここで手渡してさっさと帰りてぇ~、そんな言葉がでそうになったがなんとかのみ込みんだ。無礼な台詞を吐くなんて命がいくつあっても足りない。

    部屋に入るとふわっと少量のアルコールの匂いがした。ドスンと勢いよく椅子に座られ、さっさと書類をよこせと言わんばかりに手をだした。書類を渡し、じっとかなり時間をかけて読んでいた。いつもならさらっと見て終わりなはずなのに今回はイヤに長い。オレなんかやらかしたか?いままでの業務を必死に思い出しているとふと、白狂様がこちらを見つめていた。「どこか不備でもありましたか?」あってほしくないが取り敢えず聞くと「いや、特に問題はない」と感情もなくこたえた。 ついでにこの書類をハイドレート様に渡してほしいと机上にあった封筒を渡された。「承知しました」と返事をし右手で受けとった瞬間、白狂様の左手がオレの手首をつかんだ。急な出来事だったので思わず身を引こうとしたが、それすらも許さないかのようにさらにぎゅっと力強く握られた。あまりにも強く握られたためおもわず受け取った封筒を落としてしまった。「…っ………白狂様………??」「キスの場所で意味が変わるらしい」…唐突に何だというのだ。「手のひらは懇願、手の甲は敬愛、指先は称賛や感謝、そして…」白狂様は手のひら、甲、指先と順々に熱のこもったキスをし最後に…「手首は強い好意だそうだ」そう言って手首にキスをした。あの骨ばったゴツゴツした両手で、下から舐めるようにオレを凝視しながら右手を愛おしそうに擦る。「この意味、察しの良いお前なら分かってまちゅよね~ クリムゾン~~」と口元をチェシャ猫のように三日月してあの残忍な人格が姿をあらわす。ケタケタと赤ん坊の笑い声が室内に響きわたった。
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    0830_sunflower

    TRAINING誤字脱字があったらごめんなさい
    白ゾン視線を感じる。通路を歩いてると誰かに見られてる気配を感じた。誰だ?視線を感じる方に振り向くとまさかの白狂様がこちらを覗いていた。しかも突き当たりの角から見つめてくる。あの四白眼で……。何か急な連絡事項でもあったのかもしれない。足早で白狂様のもとへ向かい何かあったのか聞くと少し間をおいて特に用はないと言われた。肩透かしをくらった返事をされた。

    この日からだ。四六時中、白狂様から視線を感じるようになったのは。まわりの同僚も気づきはじめて何かやらかしたんじゃないか、顔は好みではないが貴方をなくすにはその筋肉は惜しいとか言いたい放題だ。本当にオレが何をしたというのだ。オレも面倒事に巻き込まれたくないため、必要以上に白狂様に関わることを避けた。急遽、書類を白狂様に届けることになってしまった。 いざドアの前に立つとあの見つめてくる四白眼を思い出し、開けるのを躊躇してしまう。やはり、また日を改めて渡すとしよう。まわれ右をし自室に戻ろうと振り返った瞬間、目の前に白狂様がいた。心臓が止まるかと思った。「何をしている」と威圧的な言葉で言われ、何てことない質問に対して頭をフル稼動させてこたえた。「しょ…書類を届けに参りました……」白狂様に部屋に入れと言われた。入りたくたくねぇ~、今ここで手渡してさっさと帰りてぇ~、そんな言葉がでそうになったがなんとかのみ込みんだ。無礼な台詞を吐くなんて命がいくつあっても足りない。
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    この日からだ。四六時中、白狂様から視線を感じるようになったのは。まわりの同僚も気づきはじめて何かやらかしたんじゃないか、顔は好みではないが貴方をなくすにはその筋肉は惜しいとか言いたい放題だ。本当にオレが何をしたというのだ。オレも面倒事に巻き込まれたくないため、必要以上に白狂様に関わることを避けた。急遽、書類を白狂様に届けることになってしまった。 いざドアの前に立つとあの見つめてくる四白眼を思い出し、開けるのを躊躇してしまう。やはり、また日を改めて渡すとしよう。まわれ右をし自室に戻ろうと振り返った瞬間、目の前に白狂様がいた。心臓が止まるかと思った。「何をしている」と威圧的な言葉で言われ、何てことない質問に対して頭をフル稼動させてこたえた。「しょ…書類を届けに参りました……」白狂様に部屋に入れと言われた。入りたくたくねぇ~、今ここで手渡してさっさと帰りてぇ~、そんな言葉がでそうになったがなんとかのみ込みんだ。無礼な台詞を吐くなんて命がいくつあっても足りない。
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