🍭🧁♀の中学生×大学生中学2年の春休み前の休日。父さんに呼び出され席に着くとスっと差し出された見覚えのある一枚の紙。見たくもなくて顔を上げるけど、父さんは怒っているみたいで視線は怒られるのが分かりきっていた紙に落とすしか無かった。
「1番目しかない斬新な進路調査は知らなかったよ!」
口調は柔らかくテンションは高いが明らかに怒っている。何故なら机の上に置かれているのは僕ちんの就職希望としか書いていない進路調査票が原因だ。
「しかも就職かぁ!」
「そうそう!お父さんの手伝いしたら勉強より働いた方が楽しいって思ったしネ」
ソレが半分、だけど実際は家庭の経済状況を考えると進学するのは厳しいからだ。認定試験とっちゃえば良いかなって自分的には思ってるからいいんだけどね。
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