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    Na0

    雑文をポイっとしにきます🕊

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    Na0

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    キスの日。ED後の2人。いつまでも慣れない姫様を愛しく思ってほしい。

    素振り23ちゅっ

    唇に柔らかな感触がして。
    耳に可愛らしい音が響く。
    それが面映ゆくて、こそばゆい。

    ふふっ

    突然、彼が笑った。

    「リンク?」

    何かしらと、そっと目を開く。
    すると、つんっと彼が指先で私の眉間をつついた。

    「ここ。きゅってなってた」
    「え?」

    きゅって、何かしら?
    そう思ってたら、リンクが目をつむり、彼の顔の中心に向けてぎゅっとシワをよせる。
    わざとらしいくらい恥ずかしそうな表情まで浮かべて。
    すぐに私の顔を真似たのだとすぐに気づいた。
    彼の口角が、からかう様にあがっていた。

    「そ、そんな顔してません!」

    頬が熱を持つ。
    意地悪っと、彼をにらむと、ますます嬉しそう。
    悔しいのに、その顔が何でか嬉しくて、つい私も笑顔になって。
    悔しいから、うつむく。

    「してた」
    「してません」

    ちゅっ。
    額に優しい感触がして、またあの音が鳴る。
    驚いて、ぱっと顔をあげると、間近にはにかんだ顔。

    「ゼルダ、かわいい」

    彼の指腹がそっと頬を撫で、風に吹かれた髪を梳く。

    「もっかい、キス……していい?」
    「そんな……聞かないでください」

    答えて、瞳を閉じる。
    ふふって、また笑う声がやけに長く耳に残った。
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