大義名分少し前まではなんだかんだと理由をつけて日を開けずに訪れていた悟飯が神殿にこなくなってから数ヶ月が経つ。
神殿から地上の様子を伺えば、何やら家に篭って何かに熱中しているようだった。
あいつにも何か事情があるのだろうと呑気に構えていたものの、ここ1ヶ月程は悟飯の部屋の灯りが消える事はほぼない事に気づくと、何をやってるんだと気にもなる。
流石に身体を壊してしまうのでは、と心配するデンデにも背を押されて、珍しく俺の方から悟飯を尋ねことにした。
久々に降り立った地上の匂いと温度に懐かしさを感じつつ、目の前の悟飯の家を見れば、やはり悟飯の部屋の明かりだけが煌々と夜の闇を照らし出している。
かつかつと爪を立て窓を叩く。
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