オぐ♀が結ばれるまでのお話(ボツ編)「おはよう、リツカ!」
「うん。おはよう」
私はカルデア所属の人類最後のマスターである藤丸立香。今までに7つの特異点と6つの異聞帯を攻略していた、はずだった。けれど、いつも通りにカルデアの自分の部屋で寝て起きたらそこは懐かしい日本の自分の家の自分の部屋。そうして外に出てみたら、懐かしすぎて、きっともう忘れてしまったと思っていた風景が広がっていた。
「今日こそ一緒に帰ろうね、リツカ!」
「うーん、今日も無理かな、ごめん!」
「ちぇっ。今日もまた保健委員?それとも生徒会のお仕事?」
「今日は……両方だね。委員会で掲示物を貼った後に、生徒会で会計業務とか、文化祭お知らせの書類を作ったりとか、色々あるよ」
「でもそこでロマニ先生とか、生徒会長と一緒にいる時間があるんでしょ。いいなぁ」
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