メリーバッドエンド_マリオネット×ピエロ小さい頃から天涯孤独であったツカサ。元居た孤児院もお金がなく一人早く自立するため誰よりも早く孤児院をでる。しかし収入を得るにも雇ってくれるところもなく、ただ町を歩いていた。けれども、急に大人に話をかけられて人形を押し付けられる。よくわからず、ただで貰えるものは貰うの精神で生きていたツカサはとりあえず持ち歩くことに。しかしある月夜にその人形が動き出す。本人?がいうに名前はミズキ。きくにその人形は呪われており、代々所持者はこの世から消えているらしい。ミズキはどうせツカサもすぐ捨てると絶望していた。
しかしミズキが喋ることで、自分でもマリオネットのパフォーマンスでお金を稼げるのではないだろうかと考える。その楽観的考えにミズキは驚きと、興味でツカサと仲良くなる。
その道中で、孤児だったエム、ルイ、ネネと出会いパフォーマンスの一座で活動し始める。しかし4人で生活とパフォーマンスをする上での出費と収入が追い付かない。お金がないなか、ツカサが知らない男にお金を渡すから夜に会えるか誘われる。その日からルイ達に内緒で夜の仕事も始める。
睡眠時間や練習時間が減って心身削る一方だが、ツカサにはミズキがいた。話し相手にもなってくれるし、パフォーマンスの練習もいつでも付き合ってくれるといういい関係。ツカサにとってはミズキだけが心の支えだった。
けれどある日、夜の仕事で一線を越えてしまう。プライドもズタボロになり、道具のように扱われて、絶望する。大きな代償を負ったけれども、いつもより大金をもらえてこれが正しいことだと言い聞かせるけど、と頭の中で堂々巡りする。
誰にも言えないなかミズキは、一言。
「いっそ、一緒に消えてみる?」