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    nameko135

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    毎日納占22日目。ご飯を食べる二人の話。告白。

    ごはんを食べよう22「イライは」
    「イソップくん?」
    「イライは、いつから僕を想ってくださっていたんですか」
    それは、とイライは息を呑んだ。「わからない」と続く言葉に、イソップは微笑んだ。
    「僕は、荘園にたどり着いて半年くらい経った頃です」
    イライが目を見開く。予想していた答えと違ったのだろう。日本に来てからだと思っていたみたいだし。
    「……ずいぶん前だね」
    「はい」
    イライの声が驚きに震えている。ふふ、とイソップの喉から笑い声が漏れた。
    なんてかわいい人だろう!
    「僕は願いを持って荘園に行ったわけではなかったんです。彷徨う魂を導こうと思って自分から向かいました」
    「ええと」
    「僕は、最初あなたを送りたいと思っていたんです」
    イソップの銀の目が、イライの丸くなった群青の瞳に映る。
    「でも、気付いたら、あなたを送るより、あなたの隣にいたいと思うようになりました。きっと、恋をしたタイミングをいうならあの頃です」
    抱きしめた腕の中で、イライの匂いがする。
    おだやかで、心が安らぐ、好きな匂いだった。
    「だから、あの荘園に残してきた目的はなかったんです。あなたと生きられるだけ生きていたいと思って……だから、最後のゲームであなたを庇った」
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