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    nameko135

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    nameko135

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    毎日納占24日目。ご飯を食べるお話。クリームシチュー。

    #納占
    nana

    ごはんを食べよう24気付けばタイマー式のガスは止まっていた。
    顆粒状のシチュールーを溶かし、牛乳を加えて煮込む。
    後ろを振り返ると、イライがいそいそとカトラリーを並べている。
    煮込んでいる間に付け合わせのサラダを簡単に準備して、主食のバケット……は買い忘れたので食パンを焼いた。
    荘園では食べたことのないクリームシチュー、食パンといった料理にもすっかり慣れた。
    そのうちパンも焼いてみたいな、と思いつつ、イソップはクリームシチューの火を止めた。
    「イライ、どのくらい食べますか?」
    「おかわりしたいから、一杯目は七分目まで入れて欲しいな」
    イライのリクエストに目を細めて頷く。
    まだ泣いたあと特有の声をしているけれど、元気になったみたいだ。
    振り返った先のイライと目が合う。
    途端、イライは顔を赤らめて目を逸らしてしまった。
    「イライ?」
    「みないで……」
    「……どうして?」
    「……恋人になったんだと思ったら、恥ずかしくて……」
    なんて可愛らしいことを言うのだろう、この人は。
    イソップは抱きしめたい気持ちをグッと抑えてシチューを皿によそった。
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    Haruto9000

    DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。
    ※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。

    【あらすじ】
    影の国での修行を終え、アルスター国に戻ってきたクー・フーリン。
    ところが、国の内情は穏やかではなかった。上王が殺され、アイルランド中が混乱しているという。
    さらに、エメル姫が、タラ王と結婚する話が持ち上がったというのだ。
    ミラーリング #11(英雄の結婚編)再会
    「上王が死んだ……?」
     クー・フーリンは、呆然と幼なじみの言葉を繰り返した。ロイグはうなずく。
    「外遊中、ブリテンの賊に襲われたんだ。噂じゃ、身内の仕業って話もあるが……いずれにせよ、上王も側近たちも殺された」
    「そんな……」
    「次期上王は息子が継ぐことで落ち着くみたいだけど、いかんせんまだ子どもだからな」
     ロイグは大きなため息をついた。
    「おかげで、今アイルランドは大混乱さ。このアルスター国も、コノート国も、マンスター国もレンスター国も。どの王も、次期上王に忠信を捧げるって言ってるけど、みんな腹の底では何を思っているやら」
    「まさか、内乱……」
    「いや、そこまではまだ」
     ロイグは首を振ったが、その表情は曇っていた。クー・フーリンはおずおずと尋ねる。
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