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    mmmuutoo

    @mmmuutoo

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    mmmuutoo

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    めちゃくちゃ辛い五伊地(にょた)の妄想なんだけど、

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    mmmuutoo

    DOODLE五伊地(♀)です。五→伊♀の図。片思いが好きすぎる。自分が一番厄介なんだなって気付く五。
    俺の、僕の、お前 弱くて、呪力量も少なくて、とびぬけて器用でもなくて、一般社会に居た方が確実に幸せだったろうなと思う女子生徒。それが伊地知だった。同世代の女子なんて歌姫か硝子しか知らないからとりあえず同じように扱ってたけど、あまりにも雑すぎるって七海や傑によく言われたっけか。高専の教壇に立つような年齢になったからこそやっと分かる。確かにそうだったって。呪霊を祓う知識は持っているけど、伊地知は頭のネジが飛んでない。呪力の使い方なんて知らないでもやっていけそうな、かなりまともな分類の人間なのだから、それ相応の扱いをしてやらなければいけなかったんだって。
     修行だって言って低級呪霊の巣窟に放り込んだり、傑や硝子としてたように七海と一緒に同じ部屋をとって旅行してみたり、寮室で一晩中ゲームしてみたり。そういうの、あいつは苦手だったのかも、とか今となっては思う。でも僕の知ってるモデルケースは、あいつらと過ごしたそれしかなかった。灰原も傑もいなくなって、硝子は自分の進む道を決めてて、七海は死んだ目で日々を消化してた。
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    mmmuutoo

    DOODLEこぉせん五伊地。五→伊です。伊くんが災難続きの日。
    潔高くんの厄日

     テレビをつければやれ最高気温更新だの海だの川だの。虫も人間も暑い暑いと喚いている。ここ、呪術高専も全く例外ではないが、木々に囲まれた山奥であるぶん、都会よりは随分と涼しいのだ。
     普通に過ごしていれば、であるが。
    「っは、が……!」
    「げ! 顎入った」
    「伊地知くん!」
     四時間目は伊地知は一人体術の自習の予定であった。しかし、任務帰りの七海が加わり、現地調査帰りの灰原も加わり、三人でかわるがわる身体を動かし続けていれば、この暑さで当然汗も滴り落ちる。そよそよと木々を揺らす風だけが救いである。
     今は灰原と伊地知の組み手中。七海はスポーツドリンクを飲みながら、それを観察していた。
     伊地知は灰原の蹴りに備えて腰を落として右に腕を構えて灰原の蹴りをいなそうとした。ふと、呪力で腕を強化しただけでは踏ん張りが足りず身体ごと吹っ飛ばされたのを思い出した伊地知は、足にも呪力強化を、と気を逸らしたのがいけなかった。細い顎に気持ち良くヒットした灰原のスニーカーは、骨を砕かん勢いで振り切られた。ずざざとグラウンドに横たわる一年生の身体はいつも以上にひどくちっぽけに見える。
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