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    金平糖です。

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    DOODLE白鬼企画
    やきもち賑わっているのが嘘のように静かな路地裏
    店と店の隙間に鈍色の白と黒が蠢いていた
    しばらくの間言葉も無く必死で貪り合っていた影は少し離れお互い見つめ合っていたがしばらくすると白い影が黒い鬼をひと撫でし消え入るような声で囁いた

    「なんで?」
    鬼は首を斜めに傾け視線を逸らすと何ともなしに
    「仕事が終わったので?」
    と答えた。

    連絡しないつもりが無かった訳ではないが時間が無かったのも事実、、、それ以上に声を聞くと色々と我慢出来なくなってしまう自分がいそうでそれは癪に触る。と言うのが真実

    長い連勤を終えてやっと休みを掴み取ってやったので直ぐに連絡はせずゆっくりとアレの元へでも向い驚かせてやろうかと目論んでいた。
    アレの元に向う道中の時間は鬼の密かな楽しみだった。地獄から抜けた途端に薫る常春の風に吹かれて夜露に濡れた草花をさくりさくりと踏み分けながら、夜に浮かぶ月を眺めながら、夜空に歌う虫の声に耳を傾けながら、蛇行していくとゴールのようにポツリと建つ漢方薬局の灯りが見える。静かに扉を開けると連絡をせずとも待っていましたと言わんばかりに椅子に片膝を立てて温厚な神がにこやかな笑みで待っている。瞳の奥の獣を隠しきれずに、、鬼はその瞬間がお気に入りだった。
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    recommended works

    Risya

    MOURNING数ヶ月前に書いた銀土←沖前提沖土らしきもの
    自分でもよくわかんない
    沖田くんが拗らせてよく分からない方向に行っちゃってます
    この感情は一体いつから胸の中で燻っていたのだろう。初めて奴と会った時か、真選組として剣を握ると決めた時か。それともーー奴が想い人と共に、幸せそうに笑っていた時か。

    心の中に眠っていたらしい感情に気づいてから、俺の中での奴の存在が大きく変化した。
    向けていた殺意は、別の言い表せない何かへ。
    前まではただ憎たらしかった、俺に対する子供扱いへの苛立ちは、もどかしさへと変わった。子供扱いをされると、自分の存在が下に見られているようで、自分が奴の中での守るべき対象に入っているようで悔しかったからだ。

    一番変化したのは奴の笑顔へ向ける感情だ。元々奴は滅多に笑わない人間であったが、時たま見せる口角を上げたその顔が、かつての俺は嫌いだった。近藤さんや俺のような、近しいものだけに見せるその眩しい笑みが苦手だった。
    だが今は違う。奴が笑う時、今の俺が感じるのは嫌悪感ではなく幸福感。奴の笑顔を見ると、胸が高鳴り、途方もなく幸せだと感じてしまうのだ。

    ーー"あの人"といる時の笑顔以外を見た時は。

    奴と"あの人"が付き合いだしたのは、もう3ヶ月も前だ。所謂両片思いだったらしい2人が付き合い始めるのに時間 2723