なんだか今日はすごく夢主と目が合う……。
目が合っては恥ずかしそうにそっと視線を外される。を、何回か繰り返している。
もしかして……もしかしたらそういうことなのだろうか。
同じ気持ちだったりするのだろうか。
ドキドキしながらそっと伺う様に視線を向けると、また目が合ってそっと外された。
どうしよう。今夜、食事に誘ったりしてしまおうか。
そわそわとしているうちにお昼の休憩時間になり、部屋に残る人達が疎らになった。
誘うなら今しかない。
立ち上がろうとしたタイミングで彼女が立ち上がり、真っ直ぐにこちらに向かってくる。
少し頬が赤い。
「あの、」と小さい声で言った後、内緒話をする様に口元に手を添えて近付いてきた。
やはり彼女も恥ずかしいのだ。
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