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    従者の終生

    創作企画〖従者の終生〗です

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    従者の終生

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    フリート(5月度🎏)

    5月に投稿したフリートのほぼ原文を掲載します。

    ▶5月度は準備が整っていなかった為、原本資料が残っているものや内容が保存されているもののみ掲載します。一部内容が欠如・改変している場合がございます。

    ▶原本が残っていないフリートも「世界観資料」や「イベント概要」等に資料として内容は掲載済・掲載予定です。ご理解のほどよろしくお願い致します。


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    五月度/フリート

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    2021/05/05【余談】
    今でこそ差別を忌み平等を正義とする社会が構築されていますが、前時代にはこういった環境は保たれていませんでした。既存、歴史上存在した格差や差別はあまりに多様で現実世界に準拠する当企画でもそれは同じです。

    例えば女性。前時代、特に日本の場合には同じ主であっても女性より男性の主が生まれる方が喜ばれる傾向があったと考えられます。また、女性の主を「男の子の主を生むことが役割」と捉える者も一部には存在したのではないかと考えられます。


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    2021/05/08【余談】
    従に対する差別的な待遇が改善されてきた転機、その背景には必ずと言っていいほど主の存在がありました。
    その最たる例が「契約」です。
    契約というシステムにより従は「人類にとって貴重な存在である主を守る」という役割と存在意義を与えられ、社会的地位が格段に向上しました。
    契約は、主と従の両者を守るための制度とも捉えられるでしょう。


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    2021/05/09【余談】
    主が神聖視される大きな理由はその才能から得られる恩恵ですが、その短命性にも人々は魅力を感じざるを得ません。
    自分達には一生かかっても手に入らない絶対的な祝福、奇跡、才能。そしてそれを持ったまま飽きる間も無く彗星の如く消えてゆく姿に、人々は惹きつけられるのかもしれません。

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    2021/05/11【青花】
    花のピンクと空の青のコントラストが美しい桜と異なり、青花祭における縹桜はまるで空が降るような、空に溶け込むような風景を楽しむことが出来ます。
    一面の青い景色はこの時期、この場所でしか見ることのできない正に奇跡の光景ともいえるでしょう。

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    2021/05/13【余談】

    主従研究を行う研究者が居ない訳ではありません。しかし、これまでどの分野でも殆ど成果は得られませんでした。
    主の短命、従の不死、才能、印━…主従には解明できない謎が多く残ります。研究資金だけが消えてゆくその様から今や主従研究は「かなり浪漫的な趣味にも似た研究」と位置付けられます。

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    2021/05/14【余談】

    生涯の病気、怪我など━…不安材料に対して事前に備える制度「保険」。傷を負う事も命を落とすことすら殆どない従という存在は保険を必要としない場合もあります。出産以降病院には一度も行ったことがないという従も珍しくないかもしれません。そういった場合には保険に加入しない、又は従用に企業が考案する保険に加入するなど別の措置を取ることもあります。

    但し、従の肉体は壊れなくとも精神面は破損します。
    心の健康も気にかけることを、従の皆様にはお勧めいたします。

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    2021/05/17【青花】

    青花祭は毎年同じ花ばかりが展示される訳ではありません。植物学・園芸学に長けた主…若しくは民や従の研究者が生み出した新たな「青い花」が展示されることもあります。そのため、ある意味植物系研究の発表の場のひとつともいえると考えられます。


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    2021/05/18【青花】

    縹桜を作った主は、その花が咲く姿を見ることなくこの世を去りました。主の短命は今も昔もひとつの例外なく続いてきました。そんなエピソードも相まって縹桜は主が遺した祝福、命を吹き込んだ作品等というイメージを付けられることもあるようです。


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    2021/05/19【青花】

    天才とは多くが癖のある生き物だと個人的には考えております。
    さてその天才、主たちが作る青い花々も単純に美しいだけのものには留まりません。
    食べられる上に食べ応えのある花、雨で溶けてしまう花、光る花にとにかく大きい花。
    そんな変わり種も青花祭の一角に展示されています。

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    2021/05/21【余談】

    この世界にも独自の宗教・信仰は存在すると考えております。
    特に【主】を神の遣いや祝福の象徴として崇める団体、宗教観は正にこの世界特有のものといえるでしょう。
    一方で【従】を祭り上げる宗教も存在すると考えられます。
    主の天才性だではなく、従の不死性にこそ魅了される人もいるのかもしれません。

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    2021/05/22【青花】

    青花祭は毎年、公園内の花々の開花状況により少しだけ時期が前後することがあります。5~6月の間で、縹桜が最も美しく花開く三日間を予測し開催されます。
    公園自体は日頃から一般公開されている為、縹桜や青花を見ること自体は祭以外の日でも可能ですが、ベストのタイミングを狙うならこの良き日をお勧め致します。

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    2021/05/24【青花】

    青花祭では飲食物の屋台の他にも遊戯的な屋台も存在します。ヨーヨー釣りにスーパーボール掬い、射的にくじ引きなど…正にお祭りといった様子です。
    また、広場では大道芸が披露されたりとエンターテイメントには事欠きません。主への祝福を、主からの祝福を思い思いにお楽しみください。

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    2021/05/25【青花】

    青花贈り
    青い花を互いに贈り合い、祝福と愛を謳うこの風習。
    ひとつは奇跡を願い、ふたつは誓いを立て、みっつは祝福を与え、
    束ねて永遠の幸福を意味します。
    一般人(民)にとってはどれも良い意味で使われますが、花束を主や従に贈るという行為はある程度気心の知れた仲でなければ皮肉にもなり得るかもしれません。

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    2021/05/26【青花】

    青花贈り-2
    花を贈る本数で示す意味が異なる青い花の風習。
    花が持つ元々固有の花言葉も生きていますが、特にこの祭の間は本数の意味合いが上乗せされます。
    二輪贈る事が「あなたの為に」を示すようになったのは、まるでその姿が「自分のぶんまで渡す」という形に見えることから生まれた意味だと考えられています。

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    2021/05/27

    主の集会
    主が集うパーティであるこの集会。主同士に繋がりを持たせることはいくつかの利点があります。
    そのうちのひとつが「才能と才能が出会う事」です。
    主の才能は概ね一つの分野に特化したもので、専門性が高くなります。よって、他分野の知識や技術が無い故に発明などの幅が限られることもあります。

    それを補うのにうってつけなのが「他分野の天才と出会わせること」と考えられます。

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    2021/05/28【青花】

    従の警備アルバイト

    従を対象としたアルバイト等仕事は青花祭に限らずさまざまな場面で見られます。

    従には激戦の時代を生き抜いた戦地帰りや軍事経験者が存在し、体力にムラがないことから戦闘向きの者も多いですが、基本的に普通の人間と大差ない運動性能を持ちます。

    しかし不死身の身体は抑止力になりやすく、存在するだけでも護衛としての価値は高いものと考えられております。

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    2021/5/29【余談】

    本日はこんにゃくの日だそうです。

    くにゃくにゃとした、あの独特の感触にまるで因むかのように花言葉は「柔軟」なのだとか。

    花言葉にはさまざまな意味があります。青花祭で展示される花々ー…(特に現実世界には存在しない)【主】たちの発明品にも、言葉が授けられているものもあります。

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    2021/05/30【余談】

    従の回復能力について。

    従の傷病の回復には個人差があります。共通するのは「印が消える寿命までは如何なる手を尽くしても死なない」という一点のみ。

    病気の場合、病気自体にかからないのか(症状無し)それとも病気にかかった上で回復するのか(症状あり)も人それぞれです。

    この共通点の無さが主従研究における従の解明に届かない要因の一つとも考えられます。

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    2021/05/31【🔔】

    本日で5月も終わりとなります。
    今月も皆様お疲れさまでございました!

    6月16日までがイベント「青花の祭典」期間となりますが、運営上の一つの目安ですので作品投稿や交流はそれ以降にも可能です。


    イベントの第2要素であるキャラクター思考掘り下げの「問い」提示は6月の第二週を予定しております。

    来月もどうぞよろしくお願い致します!


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