お前じゃなきゃだめなんだ(共通ルート)現代に転生したスレイ。
恐らく転生前にも自分の母親だったであろう「セレン」と二人暮らし。
父は知らず母子家庭だが、父親は知らないが、死別した訳では無いらしく、生活に困るような事は無かった。
顔は知っているものの、全く覚えの無いセレンとの生活にはなんとなく違和感しかなく、それでも「今の自分の状況」として受け入れ、生活していた。
高校の入学式。
目の前に現れたミクリオに、スレイは思わず抱きしめ、名を叫ぶ。
抱きしめられたミクリオからは悲鳴。
集まる生徒達。
ミクリオには記憶が無く、しかも女の子だった。
スレイをミクリオから引き離し、慰めるロゼにアリーシャ。
みんな名前も顔も同じだが、自分の事は知らない。
駆け付けた教師も、ザビーダに、ライラと、スレイの知る顔ぶれなのに、誰も自分を知らない。覚えていない。
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