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    recommended works

    紫雨(shigure)

    MOURNING「明日は君の隣で」
    忘羨の現代AUで、2人とも大学生という設定です。
    女装して街へ繰り出した魏嬰が、藍湛をナンパして男だという事を隠してデートするお話。
    もとは前々回のワンライ(お題「誤解」)に合わせて書くつもりだったのに、まったく収まらず…!
    明日は君の隣で 廃屋の朽ちた扉に手をかけて中に入ると、左奥の物陰からゆらりと歪な動きの人影が飛び出し、こちらへ近づいてくる。――――――彷屍だ。
     魏無羨は、手にした銃の照準を彷屍の頭蓋に合わせると、数回トリガーを引く。彷屍はあえなく崩れ落ちるが、その後ろからも、二体の彷屍が続いて姿を現した。魏無羨は慌てる様子もなく次の彷屍に銃口を向ける。
    「お兄さん! 次、右手前から飛び出してくるからお願い!」
    「うん、わかった」
     呼びかけに応えた藍忘機は、自身の持つ銃を右手前に向け、彷屍が下部から頭を出した瞬間にその頭を撃ち抜くと、そのまま魏無羨に加勢して、襲い来る彷屍にとどめを刺した。
    「お兄さんさすが! かっこいい!」
     ここでゲーム画面が切り替わる関係で、少しのインターバルがあることを知っている魏無羨は、ここぞとばかりにはしゃいで、藍忘機を持ち上げつつ―――――その内心では、おかしな事になったな、と愉快に思う気持ちと、困惑する気持ちとがせめぎ合っていた。
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    はるもん🌸

    MOURNING「今、誰かが私を呼ぶ声がした。魏嬰、君か?」
    月夜を見上げ、藍忘機は遠い昔に見たかわいらしい笑顔を思い出していた。そんな独り言をつぶやいたことがあった。魏無羨がいなかった時間があまりにも長すぎた。
    そのせいか、今ある幸せが、まるで嘘のように感じる瞬間があるのだ――――――――。
    あなたがここにいる『魏嬰、なぜ君が死ななければいけなかったのだ…』

    背中の痛みよりも、胸の痛みがこたえた。冷泉でどれだけつかろうとも、癒える事はない。
    兄が「時がたてば忘れ行くだろう」と言いに来てくれた事がある。

    されど、その日は来なかった。

    師弟が大きくなっていく様を感じ取るたび、時間の経過を感じる。
    かつて子供だった彼がはしゃいでいた姑蘇の山道を歩いては魏無羨の笑い声を思い出す。なぜ一緒に遊びに出かけなかったのだろうと後悔しても、もう遅い。

    彼はあんなにも自分を気にかけてくれていたのに。愛しさは増すばかりだった。会いたくて、愛しくて、つらかった。



    「――――――ッ」

    藍忘機は息を少しみだしつつ目を開けた。
    体にずしりとした重みを感じる。魏無羨だ。むにゃむにゃと自分の髪の毛を口に入れて何か言っている。力加減を忘れてつい、強く抱きしめてしまった。
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