水の二人今日のフォンテーヌは晴天。
ヌヴィレットも仕事がないので、僕達は散歩に出掛けた。
ヌヴィレットと他愛ない会話をしながら散歩をし、着いた先はフォンテーヌの海がよく見える場所。
「フリーナ。海の中に入らないか?」
「それもそうだね。せっかくだし……」
僕とヌヴィレットは手を繋いで海の中に入る。
キラキラとしたフォンテーヌの海の中は美しい。
海洋生物が嬉しそうに寄って来たので彼らの頭を撫でる。
「ふふ、キミは人懐っこいね。ヌヴィレットも触らないかい?ラッコだよ」
「私は大丈夫…」
「この子は撫でてって言ってるよ?」
甘えてくるラッコを抱き上げてヌヴィレットの目の前に持っていくと彼はラッコの頭を撫でる。
「ふふ…」
「フリーナ?」
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