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    obm_142

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    obm_142

    MEMO去年の自分の誕生日に相互さん限定公開でベッターにあげたSSを少し編集してこちらにもあげます。

    ─── の部分は元々私の名前が入っていました。
    完全自己満の夢小説なので、なんでも許せる方向けです。
    お誕生日おめでとう、私!!!「お誕生日、おめでとー!!」
    リビングに集まった悪魔達が私の誕生日を盛大にお祝いしてくれた。
    部屋から連れ出してくれたのはアスモで、プレゼントを真っ先に渡してきたのはマモン。
    「ちゃんと俺様が稼いだ金で買ったやつだかンな!」なんて一生懸命に言うものだから、お礼の言葉と共に少しだけ頭を撫でてあげた。顔を真っ赤にして去っていくマモンと入れ替わりでプレゼントをくれたのはレヴィ。
    私が欲しがってたゲームの事を覚えててくれたみたいで「後で夜通しプレイしような」ってレヴィもそのゲームがプレイ出来るのを楽しみにしているようだった。
    「あまり夜更かしばかりするなよ」と注意をしてくれたのはサタン。プレゼント悩んだんだけど、俺からはこれ。と手渡してくれたのは綺麗にラッピングされている。そしてやけに重い。「選びきれなくてな」なんて少しだけ申し訳なさそうに笑う彼に、読みがいがあるよと伝えると、嬉しそうに笑ってくれた。
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     見上げる空は雲の一片もなく、まだ夏の熱気に揺らぐ前の星々は、一粒一粒がくっきりと輝いて見えた。視界の端から端まで、遮るものなく広がる星空をずっと見ていると、だんだんと天地が逆転しているような錯覚に陥る。まるで夜空を見下ろしているような——否、そもそもこの大地は、突き詰めれば途方もなく大きな玉なのだ。そこにはきっと上も下もない。見上げているのか見下ろしているのか、そんなことは、考えるまでもなく曖昧だ。老君に連れられて、初めて月宮へ行った時のことを思い出す。あの時は、砂だらけの黒白の世界から、色鮮やかなこの世を、ただぽかんとして見上げていた。俺たちが何気なく暮らしているこの星も、ひとたび外に出てみれば、漆黒の空に浮かぶ光のひとつとなる。それがどうにも不思議で、そして遠ざかったからこそ、俺たちの暮らすこの大地が、妙に愛しく見えた。その時は、その愛しさの源は、一体なんだろうと思っていたけれど、今にして思えば、それは、笑ってしまうほど単純な理由だった。
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