晃と周りの人達の会話まとめ。１宇治と朝香宇治と晃宇治と晃宇治と晃宇治と朝香
宇治うじ「朝香あさか…大変だよ…」
朝香あさか「え、どうしたの宇治…？」

宇治「職場の人に、『知り合いに役者を目指してる男の子がいるから、色々教えてあげてほしい』って言われたんだけどさ…」

朝香「へぇ〜大変そう…それから？」

宇治「うん…それでね、
昨日その人に会ってきたんだけど…。
その人が"まさかの人"だったの」

朝香「まさかの人…？」

宇治「落ち着いて聞いてね、朝香」

朝香「え、うん…」

宇治「小鷹こたかさんだった…」

朝香「小鷹…って、まさか晃てる！？」

宇治「そのまさかだよ〜！！
どうしよう…！友達の元彼に遭遇とか、気まずすぎる！」

朝香「えぇ〜…何その展開…」

宇治「小鷹さんは気まずくないのかなぁ…
私が朝香と友達だって 知ってるはずだよね？
会ったことあるもんね！？」

朝香「何回か会ってるし知ってると思うけど、晃は そんなの気にしないと思うわ…」

宇治「えぇ〜っ！
職場の人には 随分お世話になってるから、断りづらいんだよね…。これから 小鷹さんと ちょくちょく会わなきゃいけなくなるのか…」

朝香「宇治、晃に狙われないように気をつけなね…。あいつ惚れっぽいんだから」

宇治「小鷹さんが私に？
ないでしょ…流石に…。
私、朝香元カノの友達なんだよ？」

朝香「あいつなら有り得るわよ」

宇治「…もし そうなったとしても、
付き合うとか 絶対ないからね！
私が嫌だもん！」

宇治と晃
晃てる「ねぇ、宇治ちゃん」

宇治「はい、なんですか？」

晃「朝香って元気してる？」

宇治「……。まぁ、今は…元気ですけど」

晃「そっか、良かった。
『お前がそれ言うか』って話だけど、心配してたんだ。ひどい振り方しちゃったし…」

宇治「…そうなんですね。ちなみに小鷹さん、"他に好きな子ができたから"朝香と別れたって聞きましたが、その相手とはどうなったんですか？」

晃「あー…付き合いはしたんだけど 結局すぐ別れたよ。その後も 数人と付き合ったけど 、その子達とも別れた」

宇治「気が多すぎませんか…！？」

晃「うん…自分でも思う。
今は誰とも付き合ってないよ」

宇治「それは…どうして、」

晃「流石にちょっと反省してて…
しばらくは１人でいっかな〜って」

宇治「…そうですか」

晃「１人になって、今まで付き合った子達を思い返して…。一番 印象に残ってたのは 朝香だった。付き合ってた期間は３ヶ月だけど、それでも。
朝香は、俺が付き合った子達の中で 唯一 タイプの違う子だったからね」

宇治「はぁ…」

晃「振っといてなんだけど、
大事な存在だったんだと思う。
朝香が好きだった。
いや、…今でも好きだな」

宇治「えっ、待ってください？
今も朝香のこと好きなんですか！？
ダメですよ、朝香彼氏いるんだから！」

晃「朝香彼氏できたんだ？
良かった…俺のことはもう吹っ切れてくれてるんだ。
あ、安心して。朝香のこと今でも好きだけど、それは恋愛的意味じゃなくて 普通に"人として"、だよ」

晃「まぁ、朝香は俺のこと嫌いだろうけどね〜」

宇治「それはまぁ…。
でも、朝香も 別れる前は小鷹さんのこと大好きだったと思います」

宇治「じゃないと、別れた後 あんなに泣けません。って、知らないだろうけど…。
というか大変だったんですからね！
朝香を立ち直らせるためにみんな必死！
私も、朝香のお兄さんも、朝香の幼馴染も、今の彼氏さんも！
でも 今は 幸せそうだから 本当に良かった…！」

晃「…そっか。ごめんね」

宇治と晃
晃「ところで宇治ちゃんはさぁ、彼氏いないの？」

宇治「ほんっと、そういうとこ…！！
反省してるんじゃなかったんですか？」

晃「えっしてるよ！？きいただけじゃん！
あ、別に 宇治ちゃん狙ってるとか、
そういうわけじゃないからね！
そりゃ宇治ちゃん可愛いし演技上手くて尊敬はしてるけど、違うからマジで！」

宇治「そうですか？だったらいいですけど…」

宇治と晃
晃「ところで 朝香の今の彼氏って」

宇治「なんですか！？」

晃「ちょ、宇治ちゃんそんなに警戒しないでよ。いや、俺が悪いんだけどさ…」

宇治「すみません、条件反射というか」

晃「条件反射…」

宇治「それで、朝香の彼氏さんがどうかしました？」

晃「いや、朝香の今彼って、幼馴染の子じゃないんだな〜って思ってさ」

宇治「え？」

晃「ほら、えっと確か りゅーやクン？だっけ。あの子、朝香のこと好きだっただろ？直接聞いたわけじゃないから勘だけど。あの子が今の彼氏なわけじゃないんだ？」

宇治「あぁ、違います。中枷なかかせくんじゃないですよ」

晃「そっかぁ…。つか俺、絶対 龍也りゅうやくんに嫌われたよな。朝香と付き合ってた時から 対抗心バシバシ感じてたけど」

宇治「そうですね。中枷くん、朝香のこと大好きですから…」

晃「やっぱりかー…」