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    kishios_kindha

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    kishios_kindha

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    アッシュが自覚する話

    アシュ(→)グレ グレイが出ない上にアシュモブ♀の性行為描写有り
    地雷多数だと思うので、気を付けてください

    #アシュグレ
    ashGray

    身代わり人形

    アッシュは基本的に女が絶えることが無いタイプの男である。
    金持ち、見目好し、頭良し。性格は暴力的であったが、女に手を上げるタイプではなく常識的だ。
    それでもアカデミーに在学中、アッシュと恋人関係まで持ち込めた人はいなかった。
    アッシュの周りにいる女は派手な遊び好きタイプが多く、セックスまで出来るガールフレンドは数え切れない。
    「ホテルのレストランで食事でもするか」
    いつもと変わらない手順。女友達はこれに頷くか、「割り勘なら」と断りを入れる。
    だから「えっ、私のこと嫌じゃなかったの」と目をパチクリするその女性に、アッシュは少なからず引っかかりを感じた。
    その日、アッシュが誘いをかけたレイチェルという名の女性はアカデミー時代の同級生で、ウエーブのかかった深緑のショートボブと強く引かれたアイラインが特徴的だ。どちらかと言えば美人な部類で、気立てのやさしいことで有名だった。
    アッシュが嫌う要素は少なくとも無い。
    学生時代になにか黒い噂でもあったか 過去の記憶を辿ってみるが、特に噂話も無かったはずだ。
    「嫌なら誘ってねえ」
    「うそっ、やったあ アッシュくんのオススメって何」
    パッと華やいた笑顔にまた引っかかりがあって、アッシュはまじまじとレイチェルを見つめる。
    どこか見覚えのある笑顔。誰か、女優に似ていただろうか。
    小さな棘の様な引っかかりがアッシュに何かを訴えかけてる。
    「……」
    「え な、なに」
    「いや……」
    レイチェルから視線を剥がし、ホテルへと続く道を歩き出した。
    辿り着いたホテルの一階、高級レストランで会食中にも時折浮かぶ疑問はしかし、ベッドへなだれ込んだ途端にすっかり忘れてしまった。

    荒い息がじっとりとした部屋で響く。
    うつ伏せに組み敷いた身体から離れて息を整えながら、手速くゴムを結び、ダストボックスに投げ捨てた。欲を吐き出せてスッキリした身体を起こすとさっさと下着を身に着け、未だグッタリとベッドに伏せたレイチェルの身体をタオルでサッと拭く。
    アッシュはレイチェルの顔に視線を向け、思わず笑った。レイチェルの化粧が崩れて目の周りが黒く擦れてる。
    「化粧落ちてんぞ。ベッドが汚れるだろうが」
    「えっ、ウソ。メイク崩れてる」
    レイチェルは洗面所まで歩き、自分の顔を見て「うわあっ」と声を上げた。
    「メイク全部落とした方が速いかな。あ〜あ」
    「そういや、なんでそんなにアイメイクキツイんだ。もう少し抑えたほうが似合ってんじゃねえの」
    「余計なお世話です〜。そもそもアッシュくんが言ったからだよ。」
    「はあ」
    覚えの無いいわれに少しムッとし、洗面所のレイチェルを見遣る。レイチェルはアッシュに気付かずコットンで目の周りを拭っていた。どうやら化粧を落としているらしい。
    「この髪型とか、目の形が似てるって」
    「何の話だ」
    「やっぱり忘れてるんだ。アカデミーの頃、私から誘ったら『似てるから抱きたくねえな』って断られたのよ。…えっとアッシュくんがギークって呼んでた、確か……そう!グレイ・リヴァース」
    この場で聞くはずの無い名前にアッシュは固まった。
    コットンを捨てたレイチェルがベッドへ戻って来て、下に落ちていた服を拾い上げていく。屈んだことで影に染まり、色濃くなったウエーブのある髪が、癖毛の男と重なる。
    そして薄暗いこの部屋では顔をハッキリと視認出来ないが、化粧を落としたレイチェルは、身長や体格が小柄になったグレイに見えなくもない。
    そうだ。かつてレイチェルに「私とは遊んでくれないの」と誘われ、「その髪も目も、ギークを思い出す。あんた、ギークに似てるから抱きたくねえな」と断ったのだ。化粧の仕方を変えていたとはいえ、なぜ思い出せなかったのだろう。
    セックスの最中にじっと見詰めてしまった、あの汗の滲んだうなじや、そこに纏わりつくうねりのある髪も芋づる式に思い出していく。
    頭の中で警報器が鳴る。
    ヤメロ、これ以上考えるな。
    「今ね。アカデミーにいた時、もっと押してたら良かったって後悔してるの。だってアッシュくん、もっと雑に抱くイメージがあったもん。」
    拾い上げた服を裸の胸に抱き、俯きがちにレイチェルは笑った。
    少し照れた様な小さい笑みが、ジェイに褒められた時のグレイと被る。
    レイチェルの顔色に赤みが差していくのに対してアッシュの顔色がどんどん悪くなっていく。
    「まさかあんなに優しく抱いてくれるなんて思わなかったんだよね。大切なものに触るみたいな…私のこと好きなのかなって」
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    kishios_kindha

    DOODLEアッシュが自覚する話

    アシュ(→)グレ グレイが出ない上にアシュモブ♀の性行為描写有り
    地雷多数だと思うので、気を付けてください
    身代わり人形

    アッシュは基本的に女が絶えることが無いタイプの男である。
    金持ち、見目好し、頭良し。性格は暴力的であったが、女に手を上げるタイプではなく常識的だ。
    それでもアカデミーに在学中、アッシュと恋人関係まで持ち込めた人はいなかった。
    アッシュの周りにいる女は派手な遊び好きタイプが多く、セックスまで出来るガールフレンドは数え切れない。
    「ホテルのレストランで食事でもするか」
    いつもと変わらない手順。女友達はこれに頷くか、「割り勘なら」と断りを入れる。
    だから「えっ、私のこと嫌じゃなかったの」と目をパチクリするその女性に、アッシュは少なからず引っかかりを感じた。
    その日、アッシュが誘いをかけたレイチェルという名の女性はアカデミー時代の同級生で、ウエーブのかかった深緑のショートボブと強く引かれたアイラインが特徴的だ。どちらかと言えば美人な部類で、気立てのやさしいことで有名だった。
    アッシュが嫌う要素は少なくとも無い。
    学生時代になにか黒い噂でもあったか 過去の記憶を辿ってみるが、特に噂話も無かったはずだ。
    「嫌なら誘ってねえ」
    「うそっ、やったあ アッシュくんのオススメって 1875

    kishios_kindha

    DONEディノ視点アシュグレ(探偵イベネタバレあり)ジェイキッドマンの偽物が現れるという事件を解決すべく、俺はビリーワイズの協力の元、偽ジェイの正体探しに奮闘していた。時に現地へ赴き、時に情報整理を行う。仕事の合間を縫って行う捜査は着々と進んできている。
    今日はセントラルスクエアに設置されている監視カメラの映像の確認。膨大な量の録画映像からジャックに頼んでジェイに似た体形、髪色の人物をピックアップし、一つ一つ確認する作業だ。ジャックが頼りになるとはいえ量も多いし、ジェイ本人か偽物かは安易に判断できない。結局エリオスタワーの周辺に映るジェイの姿は本人だろうという結論に至り、セントラルスクエアにはジェイの偽物は現れないと判断した。
    「はああ、疲れたあ。ピザ食べたいね」
    「確かに疲れたな。引き上げるとするか。ディノもビリーもありがとう」
    「今日はここまでみたいダネ」
    少し不服そうなビリーくんはまだまだ元気そうだ。
    「ジェイもお疲れさま。ジャックも手伝ってくれてありがとう」
    過去の監視カメラ映像の再生を停止し、画面を元に戻す。モニターは日が暮れ始めた街並みを映し出した。数秒間で切り替わる映像は、時に人波を、時に石畳で舗装された道路を映す。
    モニ 3010

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    kishios_kindha

    DONEディノ視点アシュグレ(探偵イベネタバレあり)ジェイキッドマンの偽物が現れるという事件を解決すべく、俺はビリーワイズの協力の元、偽ジェイの正体探しに奮闘していた。時に現地へ赴き、時に情報整理を行う。仕事の合間を縫って行う捜査は着々と進んできている。
    今日はセントラルスクエアに設置されている監視カメラの映像の確認。膨大な量の録画映像からジャックに頼んでジェイに似た体形、髪色の人物をピックアップし、一つ一つ確認する作業だ。ジャックが頼りになるとはいえ量も多いし、ジェイ本人か偽物かは安易に判断できない。結局エリオスタワーの周辺に映るジェイの姿は本人だろうという結論に至り、セントラルスクエアにはジェイの偽物は現れないと判断した。
    「はああ、疲れたあ。ピザ食べたいね」
    「確かに疲れたな。引き上げるとするか。ディノもビリーもありがとう」
    「今日はここまでみたいダネ」
    少し不服そうなビリーくんはまだまだ元気そうだ。
    「ジェイもお疲れさま。ジャックも手伝ってくれてありがとう」
    過去の監視カメラ映像の再生を停止し、画面を元に戻す。モニターは日が暮れ始めた街並みを映し出した。数秒間で切り替わる映像は、時に人波を、時に石畳で舗装された道路を映す。
    モニ 3010

    さわら

    DOODLE貴方はさわらのアシュグレで『ひねくれた告白』をお題にして140文字SSを書いてください。
    #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/375517
    140字を毎回無視するやつ
     口付けるように指先が額に触れる。
     普段は重く長い前髪に隠れたそこを皮膚の硬い指先がかき分けるように暴いて、するりとなぞる。
     驚くように肩を揺らした。けれどそれ以上の抵抗らしい抵抗はできない。ただされるがまま、額をなぞる指の感触に意識を向ける。
     アッシュの指がなぞっているそこには、本来であればなかったはずのものがあった。ある時から消えない傷となって残り続けているそれは、過去のグレイとアッシュを同じ記憶で繋げている。
     アッシュがこちらに触れようと伸ばしてくる腕にはいつも恐怖を覚えた。その手にいつだって脅かされていたから、条件反射で身が竦む。けれど、実際に触れられると違うのだ。
     荒々しいと見せかけて、まるで壊れ物に触れるかのような手付き。それは、本当に口付けられる瞬間と似ていた。唇が触れ合ったときもそれはそれは驚いたものだけれど、最終的にはこの男に身を任せてしまう。今と同じように。
     乱暴なところばかりしか知らないせいか、そんなふうに触れられてしまうと、勘違いをしてしまいそうになるのだ。まるで、あのアッシュが『優しい』と錯覚してしまう。
     そんなはずはないのに、彼からはついぞ受け 2766