青春「影山ァ！」

（なんで……）

「待ちなさい！」

（アイツに……あのチビに……！）

「コラァ！」

（追いかけられてんだ！？）

影山飛雄。その名を知らない奴は学校にはいない。バレー部に所属している天才セッターと呼ばれている俺だが。その天才故に、周りからは嫉妬されることが多い……

「てめぇ、なんで後輩がでしゃばってんだよ？」

（うるせぇ……）

「いいよな、天才は……」

（うるせぇ）

「影山くん、君みんなと合わせる気はあるのかい？」

（うるせぇ！！）

うんざりだった。毎度毎度、俺がどんな努力をしてここまでバレーをしてきたのか知らないくせに、周りの奴らは出しゃばるな、もっと上手くやれるそんなばかり！
だから、1年の終わり……

「はぁ、はぁ……」

【影日】落吻*

"呆子让我靠一下。"



爱人的颈窝似乎富有魔力，日向衣上的馨香一首节奏分明的鼓点躁动着影山的耳膜，让他的心脏变得急促起来，影山慌张得想要逃脱，却再一次被日向按回心口。



"喂！呆子你……"



只是瞬间的事，他好像听到窗外风动，听到鸣虫出窍，听到大洋彼岸潮起潮落。烦思带着夏日的微酸逐渐流逝，悸动像大赛时从鬓间滚落的汗珠顺着肌肤的纹理滑过嘴角，丝丝咸涩缠绕在舌尖，但他甘之如饴。



只因日向在他的发旋间落吻。



END.