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    el_fr_moa

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    #ミクスレ
    mixure
    #TOZ

    【ミクスレ】もしかして:本人「オレ、ミクリオに恋してるみたいなんだけどどうしたらいい?」
    「それを僕に聞くか!?」
    スレイは至って真剣だったしミクリオは混乱していた。

    「オレのこと一番わかってるのミクリオだから」
    「相談対象にするには当事者すぎると思うけどね」
    とミクリオは苦笑する。しかし、その言葉とは裏腹に、彼の頬はわずかに紅潮していた。
    「それはそうなんだけど」
    スレイは少し照れながらも、素直に頷いた。

    「それでさ、アドバイスが欲しいんだ」
    本人に暴露して今さら助言も何もないと思うのだが答えよう。
    「……本当に恋心なのか?」
    「最近、ミクリオと一緒にいるとドキドキするときがあって」
    「そうか」
    「ミクリオが女の人と話してるとなんかもやもやするし」
    「へえ?」
    「くっついてみる想像したら物凄く嬉しくなったから」
    「そこまで言うなら恋なんだろうね」

    「でもこの気持ちが迷惑だったらちゃんと友達でいられるよう頑張るし」
    「その必要はないよ」
    「え?」
    「僕も君に恋をしているからね」
    「本当!? 嬉しい!」
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    PAST2019年に、いい夫婦の日にちなんで書いたミクスレ話(エンディング後)。
    ポイピクにテキスト投稿機能があるって知ったので、お試しで…
    【Sharing one’s lot with another】

    遺跡を巡る旅の途中。
    街の教会の前を通りかかった時、ふと立ち止まったスレイは何かを凝視しながら不思議そうにたずねた。

    「ミクリオ?あれ何?」

    そう問われ視線の先を見やると、そこには純白のドレスとタキシードをまとった若い夫婦。多くの参列者達に祝福され、花びらのシャワーの中を笑顔で歩く二人は幸せそのものだ。

    「あぁ…あれは結婚式だよ。」
    「へえ!今の結婚式はあんなに華やかなんだな。まるで戴冠式みたいだ。」
    「そうか。君が知ってる災厄の時代の頃は、もっと質素だったね。」

    スレイが驚くのも無理はない。
    彼が眠っていたこの数百年の間に、文明のレベルはずいぶんと上がっていた。
    それに伴って、人間と天族の生活スタイルも大きく変わり、こういう行事ごとも時代と共に多様化していたのだ。

    そこだけ別世界のような華やかな雰囲気に、好奇心たっぷりのキラキラした目で魅入るスレイ。
    そんな彼を微笑ましく横目に見ながら、ミクリオは冗談めかしにこんなことを口にした。

    「そういえば、スレイは……結婚したいとは思わないのか?」
    「え?なに?急に 1170

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    TRAINING学校でキスをする司類

    お題「真実の策略」
    15分トレーニング 14

    1620文字(所要時間約4分)
    触れ合う唇が熱を帯びてきて、ほんのりと身体が暖かくなってくる。
     彼がいつまでも離れてくれないせいで、荒く上がってきた息が二人の間にこもってしまう。
     一度、離れたと思ったらまた唇の真ん中を食まれてしまい、思わず声が漏れていく。

    「あ、」

     しかも、そこで思わず唇を開いてしまった一瞬の隙を目ざとく見つけられてしまい、彼の柔らかな舌が類の口内に割り込んでくる。
     ぬるぬると、けれど類の舌を味わうように、彼はキスという愛撫を続けていく。
     彼の舌に翻弄されたまま、けれどそれを続けてほしくなってしまった類は、その場所から一切動けなくなってしまうのだった。

    「――司くん、キス、上手くなったよね」

     長いキスを終えた後、ようやく開放された類が呟くように言う。
     ここは学校である。これ以上、二人唇を合わせていたらとても大変な事になってしまう。
     類は自身の感情とは逆に理性をもって、何とか彼を引き剥がして開放されたところだった。

    「……ああ! 色々と、研究したからな!」

     一方の司は、類と同じように息を上げながら、しかしどこか爽やかにそう言うのだ。
     もとより、全てに対して一直線で素直す 1577