「なんか荒木田エルフかもしれないから書いてみた」 森深くに隠れているエルフの里に異世界から迷い人が現れる。泉玲が風呂上がりに一杯、いやいくらかキメたところで気付いたら見た目麗しい人達に囲まれていた。
「おい…お前、どっからきた?」
「え、あの…?ここは…」
「見ねぇ顔だな。ここがどこか分かっててきてんのか?」
「ここがどこか…?」
「おい、とぼけんじゃねーよ」
「ここ、どこです!!?」
明らかに泉玲は不審な様相を呈していた。
「それに…なんだ、その…格好は」
「その格好は…?……??!」
一人暮らしに慣れきってしまった人間は、自分のスペースで着飾る事をやめる。泉玲も例外ではなかったのだ。
「ちょっ…!?あああ…」
どうりで寒いと思ったら下着なしの肌着のみで、四肢が丸見え。おまけに手にはビールから切り替えた後の透明の酒が入ったグラスがある。
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